複数のテキスト系SNSを効率的に運用するための一方策
複数のテキスト系SNSに同時投稿を続ける実験
ここ1ヶ月程、テキスト系SNSを使って壮大なる実験をしていました(笑)
テキスト系SNSの代表格である「X」、「Facebook」、「LinkedIn」、「Threads」に全く同じ内容を投稿することを約1ヶ月間継続し、各々の使い勝手や読者のリアクションを実際に体感していたのです。
これらのSNSのより良い運用方法が見つかれば、という軽い気持ちで始めた実験だったんですが、しかし…。結果は思わぬ方向へ。実験開始時には予想もしていなかった、想定外の運用方法に流れ着くことになりました。
その顛末をご紹介します。
テキスト系SNSの運用実験(実験条件)
実験は以下の条件で行いました。
SNS: 「X」、「Facebook」、「LinkedIn」、「Threads」の4つ
投稿内容: 1,000‐1,200字程度の長文投稿。内容は全く同じ。
投稿時刻: ほぼ同時刻に投稿
投稿方式: 「X」、「Facebook」、「LinkedIn」については1つのポストとして長文をそのまま投稿(ヤマダは「X」のプレミアムユーザーのため、「X」でも長文投稿が可能)。「Threads」は1ポストあたり最大500字の制限があるため、最初のポストにコメントする形で分割投稿。
投稿頻度: 1日1ポストをほぼ日で。
投稿期間: 約1ヶ月
テキスト系SNSの運用実験(結果)
実験結果(体感値・感想)
結果は以下の通り。厳密な数値データを比較したわけではありません。あくまで体感値、感想です。
「X」: プレミアムユーザーであれば長文投稿もできるし、それなりにインプレッションを得られた投稿もあった。ただ、Xは元々、短文(140字)の文化。長文はなじまないのかなぁというのが率直な感想。また、投稿の賞味期限が短く、すぐに流れてしまう。アカウントを育てるには投稿頻度を増やす必要がありそう。
「Facebook」: 元々リアルで会ったことがある人と繋がっているメディアなので、そこそこリアクションはある。ただ、自分の友達以外の人には届きにくいため、内向きのメディアという印象。1,000字程度の長文は他のユーザーと比べると長い気もするが、許容範囲だろう。
「LinkedIn」: 「Facebook」と比べると外に開いたメディア。ビジネス用途で使っている人・(情報発信について)意識高い系の人が多く、そういう人たちと繋がれるのはメリット。ビジネス目的で使っている人が多いため、1,000字程度の長文でも読んでもらえる。
「Threads」: フォロワーが少ないせいか、全く手応えがない(苦笑)「X」の代替メディアにはならなそう。ただ、Instagramとの相性はいいので、セットで使えばそれなりに効果はあるのかも。
実験結果のまとめ
やはりメディアごとに特性が違うと感じる(当たり前)。そうすると、特性に応じた使い分けが必要。同一内容の投稿を4つのメディアに投稿する意義は感じられない。
また、各メディアで住民の属性が異なる。その特性に応じて投稿内容をカスタマイズするのも一考。
テキスト系SNSの今後の運用方法(試案)
以上の感想を踏まえて、こんな運用方法にしようかと思っています。
「Facebook」と「LinkedIn」: 現状維持。1,000字以上の長文投稿を継続。ユーザーはある程度、長文を読んでくれる人たち。「Facebook」と「LinkedIn」で住民が異なるので、同内容の投稿をしてもよいと思っている。
「Threads」: ビジネス系の投稿はやめる。あまりに手応えがない。砂に水を撒いているよう(苦笑) ただ、「Instagram」との相性はいいので、セットで使ってみる方法はあるかも。残念ながら、ヤマダの「Instagram」は趣味の食べ歩きの投稿しかしていない。そちらと連動させることはあるかもしれない。
「note」: そしてまさかのw 2年以上休眠状態だった「note」が奇跡の復活(笑)「Facebook」と「LinkedIn」の投稿の体裁を整え、コンテンツ性を高めて投稿する。「Facebook」と「LinkedIn」は基本的にフローのメディア。良い投稿をしても結局流れてしまう。なので、「note」でコンテンツの蓄積性と検索性を高める、補完をする。
「X」: 長文投稿はやめる。「note」の投稿からポイントやエッセンスを抽出し、短文投稿。YouTubeの切り抜き動画的な感じで。やはり、「X」は短文投稿が得意なメディアなのかなと。あとは「note」との相性が良い。なので、その特性を活かして「note」から「X」に切り出し投稿をする。
今のところ、こんな感じで考えています。noteは既にこの運用方法で投稿をしています。果たしてうまくいきますかどうか…。乞うご期待。