![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141061836/rectangle_large_type_2_042a31de5fc4ad53ee149df7022704b1.jpeg?width=1200)
セミナー登壇は自己アピールの絶好の場
セミナーの依頼は意気に感じる
来週、ビジネス交流会で30分程度のミニセミナーをやって欲しいと言われた。
ありがたいことだ。
話してほしいとか、書いてほしいとか、そういうオファーは大歓迎。会の貴重な時間を、貴重な誌面の一部をこいつに任せてみようと思ってもらえたわけだから。意気に感じる。
せっかくこういう機会をいただけた。だから、オーディエンスの皆さんが良い時間だったと思えるような何かを提供したいと思っている。
知識や情報だけで人を満足させることは難しい
ただね。僕は「セミナー」は「知識提供の場」ではないと思っている。そういう場だと考えてしまうと途端に間口が狭まる。できることが限られてしまう。
僕も色々な人の話を聞く機会がある。その中には講師慣れしていない人もいる。そういう人たちは自分の知識を提供することでいっぱいいっぱい。
持ち時間内で、自分の持っている知識や情報をフルに伝えようとしている。スライドを100枚近くも作って、内容を詰め込むために早口で喋って、与えられた時間をオーバーしてるのにそれでも喋り続ける。
聞いてる人はポカーンだよ(笑)
だって、そもそもその人に興味を持ってもいないのに、まだ話を聴く体制になってもいない人たちにいくら有益な話をしたって頭には何も残らない。せっかくの話が右から左へ流れていくだけ。一所懸命喋っても意味ないのよね。
それに、これだけ情報が溢れている世の中。皆さん、大抵のことは知っているよ。知識や情報だけで受講者を満足させるのは至難の業。「そんなん知ってるわ…」と思われた時点で、自分に対する興味を失われてジエンド。
だから、セミナー講師をやる時に、知識や情報の質・量で満足してもらおうという考え方はしない方が良いと思う。
セミナー講師はパフォーマーのつもりで
じゃぁどうするのよ?っていうと、セミナーの場で知識を教えてあげるんじゃなくて、相談してもらえる信頼関係を作れれば十分だと僕は思っている。
仮にセミナーで全てを教えてあげられたとする。それで相手は満足したとする。そうしたらそこで完結。つづきはない。高額のセミナーならそれでもいいかもしれない。でも、僕はいわゆるフロントセミナーはその人との関係の始まりにしたいと思っている。
「何かあったらあの人に相談しよう」という関係性を作れればそれで十分。オーディエンスとの「関係づくり」。コミュニケーションをとることに注力する。
大体、見ず知らずの人の話なんて誰も聞いてはくれない。まずは自分に興味を持ってもらう。こいつの話なら聞いてみようと思ってもらう。そういう状態になってもらうのが大事。
だから、コミュニケーションのための時間も織り込んでおく。持ち時間いっぱいまでコンテンツを詰め込んだらダメなんだ。
知識提供はとっておきの1つに絞り込んで、必ず時間に余裕を持たせる。そうすれば、コミュニケーションのための時間を使えるから。
セミナー講師はパフォーマーですよ。とっておきのひとネタで、自分のスゴ技をチラ見せする。その場にいる人たちに「おっ!」と思わせる。そこで知識を垂れ流すんじゃなくて、自分の技量の程を印象付ける。
そうして会場の人たちを味方に巻き込む。会場があったまれば話を聞いてもらえる。次のオファーもあるかもしれない。
セミナーは自己アピールの場、ネタ見せの場なんです(笑)