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長男、ケーブルカーに乗る
一ヶ月ほど前のこと。
急にケーブルカーなどというロマンチックなことがしたくなり、主人と長男で、丘の上のレストランで食事をした後、ケーブルカーに乗りました。
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夕飯の後だったので、かなり暗かったのですが、いざ乗ろうという時になって、長男、完全に怖くなってしまい…
諦めて帰ろうかとも思いましたが、最後に「見るだけ!」と誤魔化して無理やり乗せてしまいました。
やはり泣かれてしまいました。
ママにつかまって目を閉じてたら怖くないからね!
となだめてやり過ごし、一駅で降車。
降りた時にもらったケーブルカーのタトゥーステッカーで機嫌を直したものの、トラウマにさせてしまったかなー、こういうのも虐待に入るのかなー、と後悔。
一ヶ月後。
ステイケーションをしたホテルから、ケーブルカーが見えていました。
すると、なんと、ケーブルカーに乗りたいというじゃないですか!
「ケーブルカー、怖くないの?」と聞いてみると
「ケーブルカー、ピカピカ、乗る!」
(ピカピカ=明るい)
「no くらいくらい、Sunny day only」
どうやら前回は暗かったから怖かったのだという考察になったらしく、明るい時に乗りたいと、数少ない語彙を駆使して説明してくれました。
いざ、昼間に乗ってみると、最初は怖そうな顔はしていたものの
「ドアが閉まったね!」
などと説明する余地はあったようで、泣くこともなく、最後には笑顔で楽しんでいました。
たった一ヶ月で怖かったものを克服しようと思ったその勇気、一生懸命に説明できるようになったこと、ママは色々と感動しました。
ですが、最後にステッカーをもらえなかったのは残念だったらしく、家に帰ってから「ステッカー欲しい…」と泣き出しました。苦笑
ひょっとしたら、ステッカー目当てだったのかもしれません…