滋賀の植物2021【お盆過ぎの白い花】
何気なくドライブしている時、道路脇に白い花が咲いていると、つい視線を向けてしまう!それが滋賀県内のドライブで、お盆過ぎの時期ならば、次の4つの植物の内いずれかの可能性が高そうです。
(1)低木〜小高木の場合:「タラノキ」か「ヌルデ」
山菜でお馴染みタラノキ(ウコギ科)は、ポンポン花火風のお花をつける。こんな感じ↓。
同じウコギ科タラノキ属のウドも似ているけど、草本であるウドは背が低めだから、車からはあまり見えないと思います。
枝は幹を中心に放射状に伸びています。畑や民有林で栽培されている事も多いですね。
一方、ヌルデ(ウルシ科)の花は三角に広がる感じ↓。
いずれも繁殖力旺盛なパイオニア植物で、道路脇や河原の土手など、何処にでも生えています。
(2)つる植物の場合:「センニンソウ」か「ボタンヅル」
この時期、他の植物に絡みついて良く目立つ白い花のつる植物なら、この2つの内どちらかのはず。
センニンソウ(Clematis terniflora)はこちら↓。園芸品種のクレマチスと同じ仲間で、ツボミのつき方などそっくりです。
同じセンニンソウ属のボタンヅル(Clematis apiifolia)は、こんな感じ↓。
とても似てるけど、センニンソウより小ぶりで可愛らしい。
葉っぱを見ると、違いは明白。左がセンニンソウ、右がボタンヅルです。
美しいセンニンソウですが、キンポウゲ科の植物であり、有毒植物なのだそう。キンポウゲ科は美と毒を兼ね備えた植物ばかりですね。
時々、5月GW後から6月頃に咲くスイカズラ(別名ニンドウ。)と混同しそうになりますが、”ホイップクリームのような白と淡黄の2色の花を咲かせるスイカズラ(吸葛)。だから、甘い蜜があり山菜にもなる"と連想すると、忘れにくいと思います。
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