３０５.　矛盾した片付け情報　正しいのはどっち？！

とある日の会話。

「今日はローストビーフ食べたいな！
　夕飯はローストビーフで！」

「はい？家はレストランではありません！
　注文は受け付けておりません！」

「はーい…（しょぼん）」

また、とある日の会話。

「（はぁ、今日は何を作ろう…何も浮かばないな…）
　よし、息子よ。今日は何が食べたい？？」

「…家はレストランじゃない！んじゃなかったの？？」

「…そうなんですけど…」

「あと、トイレに入ってるときに、話しかけないで！」

「…ごめーん」

私は、ブッダでもキリストでもなく、
ごく普通の人間ですので、

絶対的に、いつも正しくある、というのは、
なかなか難しかったりします。

そんなつもりはなくても、冷静に考えてみれば、
ひどく誰かを傷つけてしまう言動だったり、

指摘を受けて、初めて「矛盾している」ことに気がつくこともあります。

片付けの情報でも、そこここに溢れているためか、
矛盾していることが多く、

もちろん、免責事項で私自身も注意書きをしている通り、

それぞれの現場では正しかった内容が、
記事としてまとめたときに、
それぞれが矛盾することもあります。

つまり、「矛盾している」ことが問題なのではなく、


・「矛盾している」「両方の情報が正しい」と思い

・「両方の情報を実行できない」「自分に問題がある」
　「自分の努力が足りない」「自分のやり方がおかしい」と思い、

・恒常的に、日常的に、無意識に四六時中ストレス、葛藤状態にあること、

です。

心理学的にいうと、
「否定的ダブルバインド」にはまっている状態です。

捨てても×、
捨てなくても×。

どちらにしても、自分に○が出せない状態で、苦しい状態が日常的に続いており、過緊張、過呼吸状態に陥っていることがあります。

片付けに限らず、
矛盾した情報はたくさんあります。

ですが、どっちが正しいというより、
それぞれがそれぞれの場合で正しいので、

正解が知りたい方、
勉強熱心な方、

頭で考えることが多い方、
自分の感覚よりも書いていることの方が正しいとする方が、

矛盾した情報に悩むケースが多い印象です。

ここから抜け出すには、シンプルです。