0−9. 捨てるを強要されない
私も断捨離®️は大好きです。
ヨガが好きな一人として、
ヨガの考え方をわかりやすく体系化した断捨離®️は、
深く共感できる、
また、実際に私の人生の転機となった、好きなメソッドでもありますが、
「捨てれば幸せになれる」かと言われれば、
私は実体験を通して、答えは「NO」だと思っています。
断捨離®️は、もちろん
「捨てれば幸せになれる」と提唱しているわけではなく、
家の中に、捨ててみないと必要かどうかもわからないモノたちが溢れており、まずは捨てることで、その「必要かどうか」の自分軸を取り戻そう、
自分軸を「あ、あったんだ!」と発見してみようというメソッドだと、
私は解釈しています。
ですが、どんなメソッドや考え方を盾にしたとしても、
物質的に、物理的に、
100の在庫管理をする手間と大変さから比べたら、
3のそれは、比較にならないくらい、楽なのは確かです。
なので、ものが溢れた現場では、
どうしても、
「捨てましょう」
「手放しましょう」
「いらないのはどれですか」
「使ってないのはどれですか」
と、質問を繰り返すことになります。
もちろん、この会話が有効な場面もありますし、
一概にはNGではないのですが、
スタッフも
「限られた時間でスッキリさせてあげたい」
という思いがあるので、必死です。
捨てるか捨てないかの前に、
たくさんお伝えしたいことや、大事なことがあるので、
限られた時間内ではお話ししきれないことを、
伝えることができたらと思い始めたのも大切な理由の一つです。
何より、私が喋り倒しながら、
片付けもしながらだと、
頭も耳も身体もフル回転となり、お客様は相当疲れます。
「片付けって、肉体労働なんですね…」
とあるお客様がポツリとおっしゃいましたが、まさにその通りです。
この負担も減らせるよう、
好きな時に、好きな記事をゆっくり読んでいただいて、
お客様の好きなペースで
片付いていければいいと願うようになったのも、記事を書こうと大きな理由の一つです。