映像制作と機材の考え方 わたくし個人の話
恥ずかしい話、各メーカーの機材の特徴や、最新機種の仕様も詳しくありません。なので機材に関してはこれから初級者の気持ちで学んでいこうと思っています。
もちろん機材がすべてではないのですが、機材によって表現の幅が広がるのは確かです。
ここ一年、カメラとレンズはほぼレンタルで撮影してきました。レンタルも良い面はありますが、急な日程変更や、天候の関係で数日後になったときの経費が痛い。映像の仕事をもっとしていくにあたり、自分のメインカメラ、レンズをここ数ヶ月で購入しようと思っています。
さて、何を買うか迷いますよね。選ぶ楽しさがあっても、やはり安くはないので失敗したくない。カメラとレンズの互換性のことも考えると、メーカー選びも迷ってしまう。そう思ってここ一年カメラとレンズ以外から集めてきました。
でもそろそろ、自分の愛機で現場へいきたい。
さぁ、どうやって選ぼうかずっと迷っていましたが、
私が考えている一台目の答えは、『いただいている仕事をしっかりこなせる』かなと。
とても現実的です。
ありがたいことに、2020年は新たな仕事、しかも定期的に必要とされるような仕事をいただきました。2021年も早速撮影開始しております。
これは完全に私の場合ですが、現状はクリエイティブな映像作品というより、企業PR系の動画のお仕事を多くいただいております。その中で必要な項目をあげたところ
・映画のような質感は求められなくても、最低限の綺麗さや色味は表現できなくてはいけない。
・短時間の撮影ではなく、比較的長時間の撮影も安定している。
・中や外など臨機応変な撮影に対応できる。
この三つの項目をあげただけでも、いま急いで購入しなくても良い機材が思い浮かびます。憧れの「あの機材使ってみたいなぁ」なんて甘い夢は今は見なくなりました。
機材を選ぶときの大事なポイントは、どのジャンルの仕事をする(したい)かによると誰かが言ってました。ほんとにその通りだと思います。
作りたい映像作品があるなら、そのクリエイターの機材を使うべきだし、いただいている仕事が多いなら、応えられる機材を揃えるべき。間違ってはいけないのは、流行りに流されて購入してしまうこと。しっかり考えないと宝の持ち腐れになってしまいます。
機材に詳しくなって今回の購入の選択を間違わないようにしたい。ただ機材マニアのような頭でっかちにはならないように。