超基本 フレームレートについて
まずは超基本。映像制作をするうえで絶対に外せない『フレームレート』とは。
映像は写真の連続です。パラパラ漫画のように、数枚の画を連続でみることによって、動きのある『映像』となります。
この、パラパラ漫画を何枚見てもらうのか=フレームレート
正確にはフレームレートはfpsという単位で呼ばれ、fps(frames per second)は1秒間に何枚の画で構成されているかということになります。
この考え方だと、フレームレートが高いほど滑らかな映像になり、フレームレートが低いほど、写真が連続されているパラパラ漫画のように見えることになります。フレームレートが高いほど枚数が増えるのでその分データ容量も増えます。
皆さんが見ているテレビの放送は30fps、つまり1秒間に30枚の画が連続で流れていく様子を見ています。映画は24fps。※正確には30fpsは29.97fpsですが30で覚えて問題なし
ちなみに、例えばiPhoneのビデオ設定でも、24、30、60(私のiPhoneだとこれなので最新だと120とかできるのかな?)とフレームレートの設定ができます。30にするとおそらくみなさん違和感を感じず、24にするとちょっとちらつく(気にならない程度)、60にするとヌメっと滑らかになることを確認できるはずです。
では高いフレームレートは必要なのかというと、CM、映画など作りこむ映像を仕事にする人にはほぼ必要です。
例えばスローモーションにして印象的な映像を表現したいとき、このフレームレートの調整でスローにすることが可能になります。
30fpsを基準とするなら60fpsで撮影すると50%のスローを作ることができます。1秒間に60枚の画を撮っておいて、その細かく撮ったうち30枚の画を1秒間で見せれば50%のスローになります。
この辺りから考えるのが嫌になります。
まぁ単純にフレームレートを高くしておけばスローにできると言えばできるんですが、例えば120fpsで撮影すればデータ容量は大きくなりますし、スローにしない映像は滑らかすぎて違和感がでてしまいます。
なので、報酬をいただくお仕事であれば、仕上がりをイメージして撮影しなくてはいけないということです。
今日は以上。