入学前準備教育と小論文講座に込めた思い

実は次のnote記事に寝落ちしそうな頭をガツンとやられました。いくつもの大切なことをメッセージしてくれるので教育関係の方、キャリア支援の方々には読んでもらいたいと思って朝早くからこの記事を書いています。

内容が濃いのでそれ以上書くこともないのですが、私自身のために書いておきたいことがあるので記しておきます。

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紹介されているnoteの文章を読んで何かやりたかったことの原点に回帰させてもらえる気になりました。

「一人ひとりの心に灯(ともしび)を点すような非効率な仕事がしたい」(これが私の原点であり、共同経営で始めた株式会社シンクアップ起業の原点でもあります。)

スタートではなく、リスタート(パソコンのリセットみたいな)の傍らに立ちたいという思いで「学力低下問題」が起こっていた20年前に大学で「入学前準備教育」を始めました。大学に入学することで自分を変えたいとリスタートを切る学生もたくさんいるのです。(大学デビュー)その時に手掛かりとしたのが「志望理由書の書き方」(小論文)でした。

「白紙」の状態からのスタートは一斉に進めるのですが、18歳からのスタートはそれぞれにリスタートのスイッチを押してあげる必要があります。そのタイミングが、大学に合格したけれど未だ大学に入る前の「大学教育への期待とついていけるかという不安」を抱えた学生がいいと思ったのです。

講義を通して「一斉」に「1,2,3、ダァー」(アントニオ猪木)とスイッチを入れようとするのではなく、一日の講義で50人いる中の一人の心にローソクの火をともすような講義を組み立てました。10日間で10人/50人でも火が灯った学生を作れたら、きっと入学後にそれは広がっていくと思ったのです。

テーマとなる文章を読み、実作をさせることを10日間(期間にすれば2週間)繰り返し、その間に講師は自身の経験を交えながら大学で学ぶことの意味と学び方をこっそり伝えるというメソッドです。これを14年間続けました。

その時は2週間の通学制でやりましたが、いまならオンラインでやれます。入学前という学生にとっても大学にとってもまたとない貴重な期間に大切なことを伝えられるのです。高大接続・導入の最終段階をどう設計するか個別大学と一緒に考えてみたいと思っています。
コチラ↓も合わせてお読みください。


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