浄化。
きっと人の気持ちっていうのは
自分の思いとはなかなかに裏腹で、大丈夫じゃない時はとことん大丈夫じゃないものだ。忘れた頃にふと、いつの間にか大丈夫になっていることに気づいたりする。時間て偉大だ。
(これは今年の2月くらいに書いたもの。)
3年くらい前に、
自分至上でなかなかな失恋をした。
そんな彼と久しぶりに間接的に会うことがあった。
彼の姿を見て感じたのは、
あ、ちゃんと終われたんだ。ってこと。
私、今ちゃんと先に進めてるんだ、
彼に未練はないな。って感じた。
自分史上最強に好きになった男
と、思っていた相手だったのだけど、
今はもう好きな気持ちが浄化して、いいバランスの気持ちに成っていると思えた。
もちろん、やっぱり人として彼のことは好きだし、尊敬してる。人間として好きなところがたくさんある。そんな彼のことを好きになって、少なからず二人の時間を過ごせた、彼の人生にも私の人生にもお互いがほんのすこしでも刻まれたっていう事実がある。それだけで幸せに思えた。
3年前の彼との恋愛は、深夜ドラマ化されそうなくらいの10年規模のドラマチックでスキャンダラスな始まり。何も知らずに彼に恋してた頃は、世界でいちばん幸せな主人公くらいの気持ちでいた。結末を知るまでは。
結果、よくある結末で終わるのだけど。
その話はまたいつか。
秘密の恋は秘め事だから、いい。
秘め事じゃなくなった途端に
いろいろなものに取り巻かれ、浄化の道を辿る。
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