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それはまさに「セレンディピティ」
つい先日、仕事おわりに馴染みのバー「GEAR」に寄ってみた。
ここはオーセンティックな雰囲気ながら「少々」変わったお酒やカクテルを出してくれたり、時間によってはフレアショーなども観ることができる珍しいバー、マスターも「少々」変わっていて、必然そこに集まるバーテンダーさんたちも「少々」変わったバーテンダーさんが多い。
さてそんなバー「GEAR」にはフランスから来たバリスタ兼バーテンダーさんもいて、この日はこの方に「少々」変わったスタンダードカクテルを頂いたのでそれを書いておきたい。
そのカクテルとは「ジンフィズ」
その中でも現在のジンフィズの原型とも言える「ラモスジンフィズ」だ
現在多く飲まれているジンフィズのレシピは
・ジン
・レモンジュース
・シュガーシロップ
・ソーダ
というものだが
ラモスフィズのレシピはこのジンフィズに卵白や生クリームを入れてより滑らかな味わいになる。
ただし、このラモスフィズは卵白や生クリームが入ることでしっかり混ざるまで普段よりも長くシェイクする必要があるのでバーテンダーさんの技量もそうだが体力も必要になるカクテル一つ。
で、そんなカクテルがメニューにあったので前回は別のバーテンダーさんにお願いしたところ、非常に美味しかったのでこの日もオーダーしてみると先ほど書いたバリスタ兼バーテンダーさんより「僕のジンフィズ飲んでみます?」と言われたので「是非お願いします」とオーダーしてみた。
カクテルメイキングを見ながら「おおっ!?」と思ったのはそのレシピ、ラモスフィズのレシピにシャルトリューズとアブサンが入ったのだ。
そのなんともフランス人らしいセレクトに驚きながらもワクワクして待っていると目の前に置かれたのはこちら
一口飲んでみると・・・・・
おおおおおおおおっ!!
これは美味しいっ!!
ジンにシャルトリューズとアブサンという薬草酒のオンパレードみたいなラモスフィズなのに卵白が入るおかげで非常に滑らかに爽やかに飲める。
でもちゃんと「シャルトリューズ」や「アブサン」が主張していて素晴らしいジンフィズに仕上がっている。
ジンフィズのようなスタンダードなカクテルでもというかスタンダードだからこそ、作り手によって様々なアレンジが存在する
こういうカクテルに出会えることができるからバーで飲むのが好きなのだ。