「バーで飲んでみたい」という貴方へ③

さて、この「バーに行きたい方の背中を少し押すことができたら」という想いでこれまで2回に分けて書いてきた「「バーで飲んでみたい」という貴方へ」だが一応今回の第3回で締めようと思う。

前回は「お酒の注文の仕方」や「お酒が出された時は、写真はどうしたらいいの?」ということを書かせてもらった。
というわけで今回はその続きで「バーでの過ごし方」みたいな話をできたらと思う。

例により先に「これはRT個人の見解なので悪しからず」ということを明言しておく。

注文したお酒が来て飲み始めて、ふと周りを見ると黙って飲んでいる人が多い・・・
ここで「バーは初めて来たし、黙って飲まないといけないのかな・・・」と思ってしまうと余計にお酒の味を楽しめなくなって、結局「バーって堅苦しいし、楽しくない」というあまり嬉しくない着地をしてしまう。
これはバーをお勧めしたい一人としては悲しい話なので、少しでも楽しめる過ごし方を出しておこう。

1つ目は「普段、あまり聞くことがないお酒の話やカクテルの話などをバーテンダーさんに聞いてみる」ということ
飲みながら次のドリンクを考えるきっかけにしても良いので、例えば「次の1杯はもう少し違う感じのやつを飲みたいんですけど、アルコール度数は低めで炭酸有りで何かありますか?」というような感じで聞いてみるのも良いし
フレッシュフルーツなどが置いてあれば「これってどんなカクテルに使うんですか?」と聞いてみるのも良いと思う
そうした中でバーテンダーさんから「じゃあ次はこんなカクテルはいかがですか?〇〇と××を使った面白いカクテルですよ」というような感じで提案があればそれに乗っかるのもOKだ。

また、バックバー(カウンターの後ろのお酒が並んでいる棚)を見つつ、気になったボトルを「あのお酒ってどんなのなんですか?」と聞いてみるのも面白いかもしれない。

2つ目は「店内のBGMを聞きながらお酒を飲みつつ浸る」というもの
オーセンティックなバーであればだいたい静かなBGMが流れていたり、場所によってはピアノの生演奏なんて所もある。
そういった音楽とお酒のマリアージュを楽しむというのもバーならでは楽しみ方かもしれない。

あとは、「誰かと一緒に飲みに行って会話をする」という場合だが、これに関しては「お店の雰囲気を壊さない」ということを前提に考えて話す、これに尽きると思う。
別に高尚な話題でなくても全然OKだけど、ボリュームはちょっと絞るのが「気遣い」というものだろう。

あとは、僕なんかは一人飲みが多いのでお店がお手すきの時は「お酒を飲みつつ、バーテンダーさんとお酒談義をしながら次の1杯を決める」のが好きだったりする。

と、ここまで今回は「バーでの過ごし方」という部分をクローズアップして書いてみたがどうだろうか。
これまでの3回で少しでも「バーで飲んでみようかな・・・」と思ってもらえればこれ以上に嬉しいことはない。

また世の中は面倒くさい事態になっているが、それでもまたカウンターでバーテンダーさんとお話ししながら飲める日を信じて過ごしていこうと思う。

諸々が落ち着いたら少しでもバーに足を運んでみてほしい、少し重い扉の向こうには素晴らしい技術と和やかな雰囲気でお酒を楽しむことができる世界がそこで貴方が来るのを待っているはずだ。

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