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「そこ」で飲むからこそ美味しい
世の中は「緊急なんとか宣言」が解除になって、海にいる魚みたいな名前の「マンボウ」さんもいないということで夜の街に光が戻りつつある。
昨日、ジムの帰りに地元の飲み屋街に近くを通った時に
「うわ~夜ってこんなに明るかったんだ・・・」と一人しみじみしていた。
とはいえ、まだまだ「大勢で宴会」なんてことは難しいご時世なので、宴会好きな諸兄諸氏にはまだ辛い時間が続きそうだ。
さて、そうして大勢で飲むのは憚られるが、やっぱり外で飲みたくなるお酒好きも多少はいるのではないかと僕は思う。
かくいう僕もその一人だ
以前にも書いたが、去年の自粛期間中に僕は自室に念願のバーカウンターを設えて快適な家飲みライフを送っているのだが、それでもどこか物足りないのが本音のところで、いかに気持ちのいい音楽を掛けて自分の好きなお酒をディスプレイして、ちょっと良い椅子をでリラックスして飲もうとも・・・
「なんか物足りない」のだ
以前に何度か書いた中に「氷にこだわってみる」や「家飲みでも服を外出着にする」とか「グラスに少しこだわってみる」というものがあったけれど、それでも「足りない」
何が足りないんだろうと考えるとまず先に思いついたのは「バーテンダーさんの存在」だ
これが一番大きいのだろうな、少しはお酒に詳しくなったとはいえ所詮は素人、プロのバーテンダーさんには及ぶべくもない。
自分のバーカウンターでの家飲みを「家の前の良く知ってる公園を散歩する」と例えるなら、バーでバーテンダーさんを前に飲むのはさしづめ、「たくさんの興味ある植物であふれた、でも気を抜くと迷いそうな森の中を優秀なガイドに案内してもらう」という感じに似ているかもしれない。
それほどまでにバーテンダーさんというのはお酒を楽しむ時に頼りになる存在だ。
次に思いついたのは「カウンター」だ
あれも外で飲むにあたっては大きな要素の一つだろう。
バーによって色々なタイプのカウンターがあるが、そのどれもが椅子に座ってちょっと肘をつくには絶妙な快適な高さなのが良い。
また素材などでもメタルを基調にしたカウンターだと酔ったときに手を冷やすのにちょうどよかったりするし、上質な一枚板のカウンターなどは得も言われぬ気持ち良さや、ずっと触っていたい感触がある。
今あげた2つに関してはなかなか自分の家では難しいし、特にバーテンダーさんに関しては「家には常に用意できない」というそもそもの問題もある。
人によって様々に考えはあろうが、僕が思う「良いバーの条件」とは
・腕のいいバーテンダーさん
・豊富なお酒の種類
・居心地の良いカウンター
これは絶対というわけでは決してないが、この3つが揃っていれば僕の中では「あ、次も絶対来よう」と思う要素だ。
そして当然ながらこれを家で再現することはなかなかに難しいので、自室での家飲みも良いがやはり外で飲みたくなるというやつなのだ。
長々と書いたが、やっとまたプロの妙技を味わいつつ外で飲める日が迎えられそうなので、そろそろ「自分専用のバー」を出て行きつけのバーに顔を出してみようかと思う秋の入り口である。