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PdMとして必ずやるようにしていること3選

はじめまして、株式会社スカイディスクの小林です。
肩書が多いのは半分お家芸のようなことで、
① 「最適ワークス」というサービスを提供しているSaaS事業部の副部長
② カスタマーサクセスチームのマネージャー
③ プロダクトマネージャー(以下、PdM)
を担当しています。
もともとはWebエンジニアでしたが(今もそのつもりですが)、エンジニアとして何を作るべきなのかを問い続けているうちに、PdMになりました。

「PdMに必要なスキル」とか、「どうやってなるのか」みたいな話は、書籍なども数多く出ているのでそちらに任せるとして、今回は私がPdMをする上で大事にしていることを、3つご紹介したいと思います。

顧客のストーリーをイメージすること

これは、自分を含めたチーム全体のモチベーションに関わる大きな仕事です。
『プロダクトが、どんな人のどんな日常の中で、どのように使われ、どうやって使う人を幸せにしているのか』

これがイメージできないと始まりません。

顧客ニーズを捉えて機能開発することは当然重要ですが、それが顧客の必要なときに、ちゃんと使える状態で届けられていないと、なにも解決できません。競合と比較して、機能がどれだけたくさんあっても同じことです。

ストーリーをイメージしておくことは、せっかく機能を顧客の必要なときに、ちゃんと使える状態で届けるにはどうしたらいいのか、つまり「ちゃんと提供価値にするには」を考えることに必要です。

個々の力を引き出して、俺”たち”のプロダクトを作ること

プロダクトマネージャーの重要な仕事の一つは、上でご説明した顧客のストーリーを伝え、チームとしてそこに到達できる状態を作ることだと考えています。

PdMというと、「目の覚めるようなエレガントなアイデアを思いつき、優れたリーダーシップで世の中にそれを提供する」といった、キラキラした、どちらかというと独裁的なヒーローのようなイメージを持たれていることが多い印象ですが、多くの場合そうではありません。
どんなに優れた人にも限界があり、誰かの思いつきでプロダクトの形を決めていると、プロダクトの伸びしろがその人の想像の範囲内になってしまう恐れがあるためです。

最適ワークスでは、メンバー個々の力を引き出すために、非エンジニアメンバーも含めた全員で、開発提案や開発スケジュールを決定するミーティングを実施しており、開発の優先順位は参加者全員で合意するようにしています。参加者も意見も増えるので、多くのメンバーの時間を長く拘束してしまうことがネックで、始めは2時間くらいかかるタフなミーティングでしたが、現在は30分程度で終えられるようになりました。
自分の意見がプロダクトに取り入れられたり、みんなで決めたプロダクトの形が顧客に受け入れられたりといったモチベーションの向上に寄与するほか、提供価値にしっかりと向き合うことのできる時間にもなっています。

「なぜ」に向き合い、顧客に価値提供すること

「なぜ」に向き合うことが重要な理由の一つに、力を引き出す個々のメンバーのバックグラウンドが異なる、ということがあります。
例えば、ある問題があったとして、それを解決する方法がメンバーからたくさん集まります。どんな方法が良いか決定できる明確な判断基準があることが望ましいですが、どれも間違ってはおらず、そうそう判断がつかない場面も多々あります。メンバーのバックグラウンドが違えばやり方も異なるので、方法に合意するのは困難です。
そんなときにも「なぜ」には合意できるはずです。
「こんな機能を作りましょう!」だと「いや、こんな機能のほうがいい」などと、議論は平行線をたどりますが、「この問題を解決したい!」であれば、(それが問題ならば)合意できないことはないでしょう。

ありがたいことに、最適ワークスを提供するSaaS事業部のメンバーは全員、たとえば開発提案を行う際に、必ず「なぜやるべきなのか」を説明できます。 一見当たり前のことのように思われるかもしれませんが、これは非常に実現が難しいことです。
気を抜くとすぐに「〜が言ったから」といって、顧客ではなく社内のメンバーに価値提供される状態に陥りがちです。
「なぜ」に向き合い、顧客に価値提供できるメンバーと環境には、とても感謝しています。

スカイディスクは、積極採用中。

スカイディスクでは、事業拡大に伴い、一緒に 俺"たち"のプロダクトを作る、「なぜ」に向き合い、顧客に価値提供する「仲間」を募集しています。

また、上場を見据え、バックオフィスの募集も積極的に行っています。成長ベンチャーで働きたい、上場を経験したいと思っている方は、是非下記URLから募集要項を確認してください。



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