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車を手放し自転車と仲良くなる
数週間程前に6年間乗っていた日産車を数週間前に手放した。理由はありすぎて、何故に今まで所有していたのか不思議なほど。😅
まず、我が家はここ数年ほど誰も日常的に車を必要とする生活を送っていなかった。
使用するのは、駅までのバスがしれっと遅れたりキャンセルになった時、週に1、2度の食材買い出し、日本からの重めの荷物を引き取りに行く時、そして粗大ごみを捨てに行く時ぐらいだった。
6年(しかも後半数年はほとんど長距離利用なし)しか? 乗っていない日産車はタイヤがもう悲鳴をあげていた。何故なら、日産のディーラーから直接購入した新車だったのだが、その時点で全てのタイヤが2年以上消費期限なるものがきれていたと昨年のチェックで発覚。教えくれたお兄さんは、「でも法律違反ではないから残念ながらどうにもできないんだよね。」と言っていた。日産さん、こういう心のない仕事をしていると先は長くないですね。とっても残念です。もはや信頼できるのは外資の息がかからないように頑張っているトヨタさんだけなのでしょうか。
願わくば、長距離ならば颯爽と馬で移動したい。🐎
さらにエンジンもちょっと怪しく、フロントガラスは冬に道路に撒かれる砂利のような小石が飛んできてヒビが入っているというなかなかくたびれた様子。そのうえガソリン代が急騰し、税金も保険もなかなかの出費だし、今後車を維持していくのはいかがなものかと家族で話し合った。
結果、揉めることなくすんなりと手放すことで合意。先月がちょうど車検の時期でもあったので、それが終わり次第洗車に行き、近所の中古車ディーラーへ連絡。
翌週のアポが取れ、チェックのためディーラーに1時間半ほど車を預ける。念のため車の中古市場をチェックしていたので、あまりに安く叩かれそうならもちろん他を当たろうと事前に夫と相談していた。
結果、「電気系統に問題がありそうで、これをチェックするには車を一部解体しないといけないから、それはうちではできなくてね。悪いけど買い取れないよ。」 とのこと。
まさかの買い取り拒否に、ちょっと唖然としたものの、買い取れないといわれちゃしょうがない。夫の報告に、「そっか、残念だったね。」 と返すも、なんか大丈夫?! な気がしていた。その後、その事については特に相談するようなこともなく放置していた。
すると数時間後にさっきのディーラーさんから電話が。「やっぱりさっきの車、買い取らせてもらいます。」と。んっ? この数時間に何があった?? さっきの電気系統云々は小芝居か?? と一瞬疑問が出てきたが、提示された買い取り額も私たちの希望の範囲内だったので、つべこべ考えるのは止めて、その足でまたディーラのところへ行き、車を引き渡してきた。
約6年間一度も事故ることなく、私たち家族のために動いてくれた車に感謝してお別れした。
以降、食材の買い出しを夫や娘と自転車で行くように。重いのが嫌なので、余計なものを買わずに済むというメリットがあることに気づく。途中、綺麗な花や鳥を見かけると止まって眺める楽しさもある。
これまでバスで最寄りの駅へ行くことがほとんどだったのだが、自転車での移動が思いのほか気持ちよく、最近通勤時は欠かさず最寄り駅まで片道15分ちょっと自転車をとばしている。
もうこの時期は鳥のさえずりと太陽の光で自然と目が覚めるという感じなので、駅までの道のりも実に清々しい。
鳥のさえずりを聴くことはストレスや苛立ち、痛みを軽減させるだけでなく、健康やポジティブな感情、認知機能を増進させることが分かっている。
この効果を日常的に得られていることを実感し、自然に感謝の気持ちが沸いてくる。
あまり使用することのなかった車を思いきって手放したことによって得られたものは、ささやかなようだが素晴らし自然を感じる時間とさらなる健康体だった。