自分の生活をコントロールする

今年は3月後半から仕事が減り、そのお陰でおうち時間が増えた。

はじめの数週間は、とりあえず自分のやりたいことをやれた幸せな時間だった。

罪悪感など負の感情をほとんど感じず、自分の欲望のままにこんなにのんびりすることを楽しめたことはあっただろうかと振り返ってみたけれど.......なかったな。

それまで観始めると止まらなくなり、ちゃんと睡眠がとれなくなる恐れがあったので手がつけられなかった日本のドラマやバラエティー番組、ドキュメンタリーなどを思う存分堪能した。(そして、もう十分観たと感じたのと、このままでは廃人になると思い、契約していた日本の番組が観られるサイトを解約した。) 

読みたかったけれどなかなかゆっくりした読書時間を確保できず放置してあった本も読んだ。

チャレンジしたかった焼き菓子を作ったり、暫く連絡を取っていなかった友達にも連絡してみた。一応合間に家事もしていたので毎日時間があっという間に過ぎた。

でもある日、この行き当たりばったりのお気楽生活を継続するのはいかがなものかと漠然と感じて生活を見直すことにした。体重がグングン増えていったのも大きな理由。まあ、増えない方がおかしいという生活をしていたのだけど。💦

あまりに速く過ぎていく毎日に焦り、もう少し効率的に過ごせないものかと思った。

在宅での仕事も少しあったので、午前中の数時間は仕事に集中し、間にストレッチやら洗濯やら掃除を休憩がてら挟み込んだ。

毎日眠る前にスマホのスケジュール帳に翌日のやることを時間毎に書き込む。でも時間には余裕をもって、あくまで予定を実行できるようにゆる～い感じで。そうでないとできなかった時の挫折感は地味にあとを引く。

こうして過ごすと娘が登校してからお昼までの約４時間はなかなか充実して過ごせるようになった。

ランチを食べた後に散歩にでて、日によっては買い物も済ます。帰宅後は好きな音楽を聴いたり動画を流しながらアイロンかけたり夕飯の下準備などする。あとは読書したり友達と話したり自由時間。

旦那の帰宅までに夕飯を準備し、夕飯後は基本的には家族の時間。みんなで一緒に映画を見たり、天気がよければ(夏の間は) ２回目の散歩に出たり。

こんなに心穏やかに、何に追われることもなくゆったりと時間を過ごせる毎日が贅沢だなと感じた。

と同時に、ゆるくはあってもスケジュールを立てて、それを実行するというかたちにしてからは充実感も感じられるようになった。

小さなことであっても、自分で何かを決めてそれをきちんと遂行することは、自分で自分にした約束を守ることになる。これができると自己コントロール感を得られ、幸せを感じやすくなる。

私たちは他人との約束は守ろうとするのに、自分との約束は結構簡単に破ってしまう傾向にある。一番大切な自分との約束をちゃんと守ることができれば、自信にもつながって新しいことにもチャレンジしやすくなる。

はじめは小さなことでも、いろんなチャレンジを積み重ねていけば、振り返った時にちょっと驚く結果になっているかも。

今の生活なら、そして、このやり方だったらこれまでやりたかったけど継続できなかったことなどを習慣化できるのではと思った。

そんな訳で、習慣にしたい小さなことをスケジュールに組み込んでいった。 

(続く)