【旅行#18】古都ローマ、歴史と美食に浸る3日間
今回は4月20日から22日までの2泊3日で訪問したイタリア・ローマの記録です!前日に激重授業の最終レポートを提出し、開放感に浸りながらの旅行となりました。イタリアは行きたい都市がありすぎて、どうしようと迷っていたら結局行けたのは急遽友人達に誘ってもらい、行くことになったローマだけでした。本当はヴェネツィアとかフィレンツェとかも行きたかったんだけどなぁ。というわけで、急遽決まったローマ旅の記録を是非、お楽しみください。
4月20日
バチカン美術館
バチカン市国の中にある複数の美術館群からなる広大な美術館です。1ヶ月ほど前にオンラインでチケットを買おうとしたら既に完売していて絶望しました。何がなんでも並びたくない!という人は発売日を前もって調べておくのがいいでしょう。
朝一で並ぶより昼間から夕方にかけて並ぶ方が待ち時間が少ないという情報を得て、16時過ぎに列に並びました。途方もない長さ(とはいえ午前中に見た時よりはかなり短かった)の行列にかなりテンションが下がります。私たちは1時間ほどの待ち時間で済んだのでかなりラッキーでした。
訪問した土曜日は20時まで開館していたのですが、17時半に入って外に出たのは閉館5分前でした。おおよそ2時間半滞在したにも関わらず、かなり飛ばしてざっくり見た箇所も多かったので、尋常じゃない広さと作品数に圧倒されました。その中でもお気に入りは次の3つです。
アテナイの学童といった有名どころから初めましての出会いなど、美術館の醍醐味を感じるワクワクする時間でした。お土産屋さんもあって、私は栞を購入しました。それがなんと、18.5€もして仰天。日本円にして、3200円近い栞でしたが、栞コレクターとして買わないわけにはいかないと思い、歯を食いしばって購入しました。(ちなみにこの一年の旅行で最も高い栞でした。)ちなみにこれが結構お気に入りでして、たまに取り出して眺めております。
システィーナ礼拝堂
Google map上では16時に閉まると書いてあったので、見れないと諦めていたのですが、なぜか中に入ることが出来ました。(未だになぜ入れたのかは分からない。)バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂は別のものと思っていたのですが、どうやら中で繋がっているようです。中は写真撮影禁止なので、残念ながら写真はないです。有名な手と手を伸ばし合っている絵は天井にこじんまりと描いてあるだけなので、見つけるのはかなり骨が折れます。
4月21日
パンテオン
2日目の最初はまず、パンテオンにやってきました。ホテルから歩いて行ったんですが、街並みが完全にこれまで行った場所と違って心が躍りましたね。
パンテオンは時間指定券を買わずに行ったんですが、少し並んでいても滞在時間がそもそも短いので、回転も良さそうでした。
中に入ると、様々な像と装飾に目が行きます。さらに視線を上に向けると、天井に円形の穴が空いているのが見えます。こんな大きな建物の、大きな天井の一部が開いている!?と衝撃でした。もちろん、実際に建っているわけですし、物理的にも可能なわけですが、これをはるか昔に建てることのできた建築技術に脱帽です。
ナヴォーナ広場
パンテオンから少し歩いたところに、ナヴォーナ広場があります。ローマは街歩きも楽しいのでは!ということでこの日の移動はほぼ全て徒歩でした。(そしてのちに己の体力を甘く見たことをめちゃくちゃ後悔します。)
中央に大きな噴水があります。細長い広場の端にもそれぞれ1個ずつ噴水があります。広場を囲むようにレストランやカフェが立ち並びます。
日本は噴水があまり多くなく、こういった広場に噴水が設置されるようになったのは近代化以降ですし、その多さにとても驚きました。そしてこの独特な意匠もなんだか一周回って魅力的です。
トレビの泉
とにかく人、人、人でした。情緒もけったくれもありません。水辺の近くで人が入らないように取った写真が上のもの。ちなみに下の写真がちょっと離れたところから撮った写真です。
サッと行って、パッと帰りましょう。長いするところではありません。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂 Monumento a Vittorio Emanuele II
この日は古代ローマを意識した衣装を纏った人々がパレードを行っていました。2024年4月時点では、入り口は正面の階段下のみです。そこから上へと上がり、最後は中を抜けて正面から見て右側の脇から外へ出るルートになっています。
今回は時間がなかったので、階段を登ってぐるりと景色を見て帰りました。建物の中やさらにエレベーターで登った上からの眺めも良さそうなので、次があればそちらも行ってみたいです。
コロッセオ
ジェラートを食べたり、ティラミスを食べたりしながらウロウロしていると、予約時間が近付いてきたので、そちらに向かいます。コロッセオは予約必須です。人も多いうえに、最初は入り口も分からず彷徨いましたが、ポジティブに考えれば、一周すればどこかで入り口に出会います。そういうことです。
さて、今回我々は(正式名称は忘れたんですが)students in EUというカテゴリでチケットを買いました。citizenshipでなければいけない時は基本的に注意書きがあるはずなんですが、サイトにはcitizenshipと書いてなかったので、割引価格でチケットを購入、時間予約したいました。ところが、入場口でEUのパスポートではないとダメ、と言われてしまい、大人料金の差額を払うことに。本当はコロッセオの地下部分にも行けるチケットを買っていたのですが、大人料金が高すぎて断念しました。
さて、色々ありましたが、いよいよコロッセオの内部へと足を踏み入れました。
本当に大きくて一周ぐるりと歩くだけでもかなり時間がかかりました。歴史の解説や細々とした装飾の説明などの展示があり、そのエリアを抜けると、コロッセオを360度歩ける道に出ます。
これが何千年前も前に建設されたことを考えると、もうその技術、労力、熱意に圧倒されます。そしてこれらの建築が現代に残っていることこそが僥倖です。
フォロ・ロマーノ
コロッセオとの共通チケットで入れる場所です。遺跡の残骸が至る所に散らばっています。有名なものとしては、パラティーノの丘などがありますが、中を歩いているだけで時の流れに思いを馳せることが出来ます。
巨大な遺跡が街中に突然出現する面白さ、それを残す判断をした先達たち、歴史へのリスペクトを感じられる場所でした。
4月22日
サンピエトロ寺院
最終日のこの日、再びバチカン市国に戻ってきました。というのも、をまだ見ていなかったからです。バチカン市国の施設は日曜休みが多いので、月曜に観光客が集中することは知っていましたが、想像以上の行列に巻き込まれることに。ルールを守って列に並ぶ人も多い中で、警備員や整理係がいるわけでもないので列はある意味、かなり無法地帯です。声をかけてもタイミングを見てどんどん人が割り込んできます。日本でこんなことやったらきっとX(旧Twitter)とかで晒されるのかなーと思いながら1時間半ほど並び、中に入りました。日本って秩序あるいい国ですね。はい。
中は豪勢を極めた、手の込んだ装飾がびっしりと描き巡らされています。キリスト教に明るくないのでいろんな像を見ても、誰?となってしまうのが惜しいところで、もっと詳しかったらもっと面白いんだろうなといつも思います。
まとめ
美味しいパスタにピザ、そしてティラミスにジェラートと食べ物を堪能しまくった良い旅でした。一方で街の汚さや交通機関の弱さにはある程度予想していたものの、がっかりせざるを得ないところもありました。落ちている煙草の吸い殻や食べ物の包みなど、綺麗な景色や歴史ある風景の中に現実に引き戻されるようなものが転がっている様はあまり気持ちのいいものとは言えません。
とはいえ、古代の遺跡を見て回って、とても楽しい3日間になりました。有名どころはだいぶ制覇しましたが、あと1週間くらいあったとしてもずっと楽しめただろうなと思います。
以上、ローマ旅でした!