ギターを弾く力加減
これもいつもレッスンで話していることですが。
ギターを弾く時の音量、気にしていますか?
エレクトリック・ギターはアンプをつながずに弾くと音が小さく、つい強く弾いてしまいがち、です。
するとつい右手に必要以上の力が入る。
右手に力が入ると同じように左にも力が入る。
すると上手く運指できなくなるわけです。
左には力を入れずに右だけ入れたり入れなかったり、は慣れないと難しいことかもしれません。
なのでできるだけアンプを使って弾くようにする。
これは少し慣れた人ならご存知の事かと思います。
しかし、そのままアコースティックやフルアコなどの太い弦のギターを弾く時 と鳴らしきれず、細い弦にしたりして対策するようになります。
先日のセッションの後、思ったのですが、ある程度強く弾くこともやらないと逆に力加減もわからないし、ギターの鳴らし方もわからないのではないでしょうか?
大事なことは10の力を付けて5くらいの力で弾く、ということでなのではないか?と。
弱くばかり弾いていると音にスピードが出なくなる。
綺麗には弾けるようになりますが、ダイナミクスの大きな音楽に対応しきれなくなるのではないか?
ブルースはダイナミクスがとても大切な音楽です。
ジャズもそうなんですが、わりとみんな軽く弾くことをします。
つまりわざとダイナミクスを小さくしてる。
音楽の種類にもよりますが、ダイナミクスが小さいとグルーヴしなくなります。
これははっきりしています。
音量差を付けられる人のほうがノリを作りやすい。
ノリはあまり必要ない、という人は存在するんですが、私はグルーヴこそ音楽の命と思っているので必然的にダイナミクスを付けようとする。
ジャズとか普段やってる人にダイナミクスをあまり付けない人が多い気がします。
もちろん、力を抜くことは大事なことです。
余計な力はなくていい。
でもグルーヴを出さなければいけない時はダイナミクスが大切になるのでその時は瞬間的に大きな音が必要になる。
ギターを弾く時の力加減はとても大切です。
あくまで自分のやりたい音楽によって変えられるのが良いと思います。
大きな音から小さな音まで使えるのが私は良いと思います。