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[YENTOWN] 姉さんの華麗なるMVたちを改めておさらいしたい

なかなか続けることが難しい...!

またまたお久しぶりになってしましましたすみません!

今回はYENTOWNのAwich姉さんが今年1月に出したアルバム「孔雀」に収録された楽曲の中から、MVやInterludeのビデオなんかをざっとおさらいしていきたいと思います〜


Awichは言わずと知れた最強な女性ラッパー/シンガーですが、簡単に彼女のプロフィールをおさらいしましょう。

彼女は沖縄出身で、アトランタでも活動経験があるため、日本語と英語で流暢にラップができます。

現在ではYENTOWNのメンバーでもあり、アルバムやEP製作、ライブと勢力的に活躍しています。


このアルバム「孔雀」は前回のアルバム「8」から2年ぶりに発表されたもので、Interludeを含む20曲が収録されています。(前回のEPに入っていたものも何曲かありますが)

前回のアルバムとほとんど同じレイアウトのジャケット写真を使用しながらも、背景色化粧が変わっていたり前回は白い羽が舞っていたのに対して今回は孔雀の羽が舞っていたり、と前回のアルバムよりも毒々しさを意識して作られていることが分かります。


1. Love Me Up

1曲目は2018年に発表されたEP「Heart」にも収録されていて、MVも当時公開されたものです。

ビートはChaki Zuluで、全体的にサイケデリックな雰囲気のMV。

前半で出てくる場面は教育番組のお姉さんをオマージュしたものだそうです。中盤にはダリの「記憶の固執」に影響を受けたというアニメーション映像も入ってますね、なんとも不思議な世界観。

とってもかわいいけどトリッピーな映像で、公開から結構経ちますが今だに見ちゃいます。

2. 洗脳 feat. DOGMA&鎮座DOPENESS

2曲めは「洗脳」で、DOGMAと鎮座DOPENESSを迎えたおどろおどろしい毒のある曲です。

この曲の入りに1曲目の「Love Me Up」のサビの部分を使用していて、そこから「洗脳」のビートが始まります。

彼女はこの曲の初めの語りみたいなラップの部分を、日本むかし話みたいな、戦時中のラジオから聞こえるアナウンスのような、そうゆう怖さを求めてRECしたらしいです。(なるほど...わかる...)

MVではAwichさんが怪しい政治家を騙して殺す悪女役?(みたいな感じに私は見えました)、DOGMAさんが人使いの荒い、お金大好きの中小企業の社長役、鎮さんがその中小企業の従業員役でした。

「ばかばっかだまったく」が印象的なように、3人全員が誰かを騙して陥れているMVであり、リリックにもGHQ時代の3S政策が出てきたりと、簡単に騙される人たちの愚かさを皮肉っている曲で、こわい、けどかっこいい。

3. NEBUTA feat. kZm

この曲も2018年発表のEP「Beat」で収録されていた曲ですが、今回はアルバムバージョンに少しバージョンアップしているみたいです。

曲自体もビートにお囃子や太鼓など、お祭りっぽい要素が含まれていて、太めのビートなんだけどすごく和要素が詰まった日本人だからこそ作れる曲になっています。

Awichさんのパートはほぼリリックが英語で、和っぽいビートに英語のビートなんだけど逆にそれがかっこいいし、海外の人にもたくさん聴いてほしいと思いました。

kZmさんが出てくるところも最高!

独特の低い歪んだ声で囁くようにラップして、そこから徐々に盛り上げていくのが本当に、絶対にライブで盛り上がっちゃうところですよね。

「NEBUTA」というタイトルの通り青森でMVの撮影もされたらしく、ねぶた祭りのねぶたをバックに、怪しい狐のお面をつけたダンサーたちがAwichさんの周りを取り囲んでいます。

最後に出てくる青森の居酒屋さんのおじいちゃんもかわいくていい味を出してます。


4. Open It Up

一番トリッキーな曲で、ラップをめちゃくちゃかましています。

MVは日常にループが毒々しく描かれていて、曲のリズムやテンポに合わせて映像が動いているので、ラップのキレやフローと合わさって見ていて気持ちいです。

一瞬出てくる「いつでもfuckin'行方不明」な唾奇も必見!

5. Poison feat. NENE

きましたPoison!!!

私の愛してやまないNENEちゃんとAwich姉さんが一緒のやるなんて、こんな奇跡みたいなことあるかー!!!!

「NENEとAwich混ざったらオワリ」っていうパンチラインがありますが、本当にその通りなんです。

MVは終始ウエスタンな雰囲気で、二人ともカウボーイハットをかぶってたりして、そんな感じの映画を撮影してるのかな?みたいな設定です。(わかりにくくてごめんなさい...笑)

NENEとAwichがお互いにビンを叩きつけてたり、NENEのヴァージャイナがまじでギャラクシーだったり、浜辺を全裸で乗馬してたり、とすごいぶっ飛んでるけどそれでもパワフルでかっこよく仕上がってました!笑

今回の曲はビートも力強くて、かっこいいけどやはりAwich姉さんよりの曲だったと思うんですね。

だから次回はNENEちゃんの曲に姉さんを招いて、Automatic氏のビートっぽい、もうちょっと違った雰囲気の二人のコラボを見てみたいなあと、勝手ながら思った次第です。


6. Interlude 1 (Island Girls)

「Blood shot」と「紙飛行機」の間のInterludeで、実際の彼女の友人を招いてガールズトークが盛り上がってる様子です。

これはもう聴いてほしいんですが、「感受性豊かなPussy」というパンチラインが最高!

この流れで「紙飛行機」のイントロが流れてくるのも、最高!!


7. 紙飛行機

EP「Beat」からの曲で、彼女のライブでの人気曲でもある「紙飛行機」。

この曲はEgo-Wrappin'の「色彩のブルース」をサンプリングしていますが、ガラッと雰囲気が違う!

彼女の娘のとよみちゃんや、Interlude 1でも登場した友人などが参加していて、Ego-Wrappin'の独特な日本歌謡っぽい雰囲気を一気にヒップホップっぽくアレンジしていて、彼女だからできた曲だと本当に思います。

何回も聴きたくなってしまう曲。


8. What You Want feat. IO

2018年にシングルで発表し、KandytownのIOがフィーチャリングで参加した「What You Want」で、このMVも当時出されたものです。

姉さんがパイプ椅子のある部屋でiphone片手に歌ってるシーンがセクシーすぎて、男性に流されない美しさと強さを持ったAwichさんの魅力の詰まったMVだと思います!

他のKandytownのメンバーも出演しているので必見です〜


9. Interlude 2 (Good Man)

「What You Want」と「First Light」の間のInterludeです。

どっちも微妙に間違ってるし、この男の人も悪い人じゃないっていうのはわかるけど彼女をそれだけ不安にさせてしまう要素は持ち合わせているんだろう...思ってしまう、リアルな会話です。

10. Gangsta

この曲では”仲間”を強く意識したリリックが多く、MVにもYENTOWNのメンバーや娘さんが登場しています。

沖縄で撮影されていて、この大自然の中でYENのメンバーが佇んでいる絵が強すぎて、すごい集団だなと震えます。

娘のとよみちゃんが着ている服が、姉さんがKojoeさんとの「BoSS RuN DeM」のMVの時に着ていた服なんです。

この服は沖縄で作られたものみたいで、彼女が故郷を大事にし、誇りに思っている気持ちがとても伝わってきます。


11. 最後に

MVだけじゃなくでアルバム自体が全部最高!

行く予定だったこのアルバムをひっさげたツアーもコロナの影響で延期になってしまい、落ち込みました。

6月に行われる予定なので、なんとかそれまでには終息してほしい...!


みのり

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