使ってくれた人の暮らしや人生が前向きになるように。fragrance yesとSWAYが目指す世界観
こんにちはフォトグラファーの三浦です。
8月のSWAY magazineはセルフケアというライフスタイルを提案するスキンケア・アロマブランド「fragrance yes」のセラピスト・フレグランスコーディネーター山野辺喜子(やまのべ よしこ)さんとともに、シーシャラウンジSWAYのブランドマネージャー梯航生(かけはし こうき)さん、シーシャプレイヤーでSWAY店長・清野陽向(せいの ひゅうが)さんとシーシャとアロマについてお話していきます。場所は代々木八幡にある山野辺さんのラボ「yes エルブメディシナル」で行われました。
今回は「fragrance yes」のプロダクトについてお話を伺いながら、fragrance yesとSWAYの世界観の共通点を深堀りしていきます。
fragrance yesのカウンセリングするように選ぶ提案型のプロダクト
清野:fragrance yesのそれぞれのプロダクトはどのような違いがありますか。
山野辺:fragrance yesのエッセンシャルオイルは4種類あります。「on」は覚醒をテーマにしたユーカリがベースのスッキリした香りで、やる気を出したい、集中力を高めたいときにおすすめです。
「off」はリラックスがテーマのアロマで、オレンジやラベンダーが入っています。副交感神経を優位にして安眠したいときや、ストレスを軽減したいときにおすすめです。
「reflesh」はゼラニウムやローズウッドが入っていて、気分転換したいとき、頭の中をすっきりさせたいときにおすすめです。
これらのエッセンシャルオイルをベースにフレグランススプレーやスキンクリームを展開しています。
いままでは、来てくれた方一人ひとりにカウンセリングをしてアロマオイルを作っていましたが、お会いすることができない方にも手に取ってもらえるようにとプロダクトを作りました。ご自身でいま必要なものをカウンセリングするように選んでいただく提案型のプロダクトです。
清野:「オン」「オフ」「リフレッシュ」はSWAYでもフレーバー選びのときに使う言葉です。もう一つの「森へ行く日 呼吸」はどんな効果がありますか。
山野辺:「森へ行く日 呼吸」というタイトルのアロマは青森のヒバを使っています。先ほど紹介した3種類のプロダクトはスタート時からありますが、「森へ行く日 呼吸」は私が森に入るようになってから作った商品です。香りを嗅ぐと森の中にいるような気分になります。
梯:小さい頃から将棋盤の匂いが好きで、「森へ行く日 呼吸」の香りを試したときに将棋をしていたことを思い出しました。木の香りがとてもリアルで心地良いですね。
山野辺:寝る前にフレグランススプレーをリネンにかけるとリラックスして眠れるのでおすすめです。アロマオイルはウッドディフューザーに垂らして、寝るときに枕元に置いたり、お仕事の際にデスクに置くと森の香りがします。
私は旅が多いので、ポーチに入れて持ち歩いています。そうするとカバンの中もいい香りになり、ホテルや旅館に入ったときも自分だけの香りの空間を作れます。
梯:香りを使って自分のイメージした空間を作れるのは良いですね。シーシャの空間作りと似ているところがある気がします。
山野辺:yesを立ち上げてから7年目、これらの商品のラインナップを展開してからは4年目に入るところです。私がコツコツ歩いて販売するところから始め、いまではポップアップで出店したり、雑誌などで取り上げてくださってゆっくりと広まっています。
みなさんが納得して、周りに勧めてくれる、広まるスピードは早くはないかもしれませんが、こういう広まり方が私には合っていると思うんです。
山野辺さんに聞くアロマの持つ効果について
清野:お客さん個人にカウンセリングをするときはどのようにアロマを扱っていますか。
山野辺:植物の持つ効果効能に着目して、腰痛や頭痛などの痛みを和らげるもの、かゆみや炎症を和らげるものなど、ひとりひとりが必要としているアロマオイル をブレンドして作っています。
この箱は私にとってのお薬箱で、さまざまな悩みを解決するために私がブレンドしたアロマオイルが入っています。
清野:それぞれの悩みに対して処方をするアロマは自分のアトピーを改善しようという発想がスタートでしたか?
山野辺:発想というよりもとにかく困っていたからです。薬でも解決できなくて、植物の力でどうにかしていきたいと必死で考えてたどり着いたのが始まりです。
清野:お客さんに対しても悩みを聞いて、解決できるようにと作っているということですね。
山野辺:植物の勉強をして、それぞれの植物の効果の観点から、みなさんそれぞれに必要なものを提案しています。
香りの部分で言うと、人間は好みの香りを嗅ぎ分けられ、必要かどうかの判断もできると言われています。なので、今どのような香りを使いたいかを相手に選んでもらい、ブレンドして日常で使える心地の良い香りに仕上げています。
fragrance yesとSWAYに通ずる世界観
梯:パッケージのモチーフなどは、ありますか。
山野辺:友人のデザイナーと一緒にyesの世界観をビジュアルで作り上げました。イラストレーターさんにyesの世界観を1枚の絵にしてもらい、それぞれのプロダクトにあるイラストはその1枚の絵から少しずつ切り取っています。すべてを合わせると1枚のyesの絵になるんです。
コンセプトには「日々の暮らしに香りを添え、こころとからだを整える。yes があなたの鍵となり、素敵なストーリーの扉が開きますように…」という思いがあります。
yesを使ってくれた人の暮らしや人生が前向きになりますようにという願いが込められた絵です。
梯:とても素敵なメッセージですね。山野辺さんのお話を聞いていると、SWAYとyesのメッセージに近い部分をとても感じます。
SWAYはシーシャを通して人生をより豊かにしてもらいたいという思いがあります。オーダーを聞くことを「カウンセリング」と呼んでいることも、お客さんがSWAYを出るときに気持ちの面でなにかプラスのものを持ち帰っていただきたいからです。
シーシャとアロマでアプローチは異なりますが、同じような思いで活動している人がいるというのはSWAYを運営していくのに励みになります。
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今回の対談のなかで山野辺さんのお話を聞いていると、自分が選択をしていくことが悩みを解決に導く一歩なのだと感じることが何度もありました。そんな山野辺さんが作るyesのプロダクトだからこそ、自分の今の状態を見つめ、どんな風に変えていきたいか向き合い選択することで、前に進める力があるのだと思います。
そして、「自分と向き合い、前に進む」という言葉にはSWAYのシーシャを楽しむ時間にも通じるところがあると感じました。
次回は山野辺さんからfragrance yesのコラボレーションやカウンセリングについてお話をお伺いし、SWAYのシーシャをオーダーの際に伺うカウンセリングとの共通点を探っていきます。