離れていても支えられる フェアトレード
5月に行った、3日間SNSエシカル商品紹介チャレンジの中からこれは!と思うものを少しずつ紹介しています。ーー#meetethical2020_03
5月はフェアトレード月間だったこともあり、コーヒーや紅茶、雑貨や洋服などさまざまなフェアトレード商品が紹介されていました。
フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。「開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す『貿易のしくみ』」(フェアトレードジャパンwebより)を指します。
テレビやインターネットの報道をみていると、低賃金で働かされていたり、貧困に苦しんでいる子どもたちがいたりと途上国にはまだまだ心苦しくなる状況がたくさんあります。かといって、仕事や学校を投げ出して現地に助けに行くわけにもなかなかいきません。
その意味で、私にとってフェアトレードは、地球のどこか遠くであっても困っている人を支えることを可能にしてくれる大切な手段です。
最近では、お洒落なアパレルショップや雑貨店などでもさりげなくフェアトレードの小物が販売されていたりと普通に目にする機会も増えてきたように思います。
実際、国際フェアトレード認証製品の市場規模は世界全体で1兆円を超え、1999年以降、年平均30%と急成長しています。
ちなみに日本のフェアトレード認証製品の市場規模は推定で約118億5600万円(2017年度)。この数字だけをみると多く感じるかもしれませんが同年の1位であるイギリスは約2550億円と日本の21倍以上、2位のドイツは約1680億円と日本の14倍以上もの開きがあります※。
日本でのフェアトレード普及にはまだまだ課題がありそうですが、近年は、まちぐるみでフェアトレードを進めるフェアトレードタウンが日本でも増えつつあり、少しずつ拡大の機運を見せています。
しかし、今、新型コロナの影響で全国のフェアトレードショップの売り上げが落ち込み、そのせっかく拡大しつつある日本のフェアトレードが危機にさらされています。
このままではせっかく拡大してきたフェアレードが縮小してしまいかねません。そこで、京都を拠点とするフェアトレードブランド「シサム工房」さんが中心になって全国のフェアトレードショップの応援をよびかけています。(支援サイトはこちら)
途上国では厳しい外出禁止令が出されている国もあり、貧困にあえぐ人たちをさらに苦境に立たされています。全国のフェアトレードショップはそんな人たちを支える貴重なつながりです。
「こまった時はお互い様」。
ちょっとずつ痛み分けしてこの危機を乗り越えていきたいものです。
次回は脱プラ商品をご紹介します。お楽しみに。
※2017-18 ANNUAL REPORT: WORKING TOGETHER FOR FAIR AND SUSTAINABLE TRADE
(写真)
・トップページ:フェアトレードの指輪と髪留め。奥は切れてますがソープストーンのクリップ入れ。
・2枚目:シサム工房のフェアトレードコーヒー「SISAM COFFEE」。豊かな香りとほのかな苦味が絶妙なバランスでミルクなしで飲めちゃいます。シサムコーヒーの魅力は語りきれないのでwebを読んでね!(すみません(汗)省きます)
・3枚目:全国のフェアトレードショップをお買物券で応援!フェアトレード未来チケット!よりお写真お借りしました。
「エシカル商品チャレンジ」概要
2020年5月の消費者月間、おうち時間にあわせて、3日間、身の回りのエシカル商品を紹介するキャンペーンを実施しました。詳細はこちら
1)おすすめのエシカル商品の写真を1日1商品、3日間、SNSに投稿
2)投稿する際は #meetethical をつける
3)できれば、投稿の都度、1人のFB友達にこのチャレンジへの参加をタグ付でお願いする(可能であれば事前に一声かける)
★フェイスブックで#meetethicalと検索してみてください。これまでの投稿を確認できます。