またいつか! みんなのエシカルプロダクツ
さて、これまで8回にわたって、5月に行った、3日間SNSエシカル商品紹介チャレンジで取り上げられた商品をご紹介した「みんなのエシカルプロダクツ」コーナー。いかがでしたでしょうか?
エシカル消費を推める際の課題として常に上位に上がってくるのが「どんなエシカル商品があるのかわからない」という問題(詳しくはこちら)。
そこで、今回、新型コロナの影響によるおうち時間を利用して、エシカル商品を見つけ、SNSで共有することによって「あ、こんな商品もエシカル商品なんだ」と気づく機会になれば、と思ったのが発端でした。
結果的には120以上の商品を投稿していただき、私自身、新たな気づきを得る機会になりました。そこで、今回特に印象に残ったことを書き留めておきたいと思います。
改めて探してみると...これもエシカルかも!
今回は、外出自粛期間だったこともあり、新たにお店で買わずに、すでに家にあるものの中でエシカルなものはないか探した方が多かったように思います。私自身もそうでした。そうすると案外、エシカルを意識せずに日頃使ったり、買っているものでもエシカルなポイントがありました。
例えばT・Mさんが投稿してくださったちりとり。かれこれ30年以上使っておられる、「いつものちりとり」でしたが、エシカルという視点でみるとほぼ全て木製だったので、脱プラ製品としてピックアップされていました。
エシカルの幅の広さ
エシカル商品は、主には環境や人権、アニマルウェルフェアに配慮した商品を意味しますが、それだけではなく、寄付商品や伝統工芸を大切にしているもの、地域の活性化につながっているもの、といった意義を含められることもあります。そのため、今回も多様な商品が投稿されていました。この幅の広さはエシカルの面白さであり、魅力ではないかな、と思いました。
例えばこれはT・Mさんが投稿されていた対馬の魚介類セット。地元の漁師さんを応援したい!という思いから購入されたものだそうです。イカに甘鯛、サザエにフジツボ!美味しそうです。
完璧なエシカル商品はない
当たり前といえば当たり前ですが完璧なエシカル商品はありません。脱プラ商品だけど、つくっている人の労働環境がどうかまではわからなかったり、ヴィーガン商品だけど添加物は入っていたり、エシカル商品だけど遠方から運んでいたり......。訴求する場合はどこがエシカルなのかを明確にする必要はありますが(エシカルウォッシュになってしまうので!)、大前提として認識しつつ、よりエシカルなものを求めていくことが大切なのではないかと思いました。
これからも私たちから伝えていこう
最近はうれしいことにエシカル商品をよく見かけるようになりました。
ただ、中には、これは本当にエシカルかな? どの点がエシカルなんだろう? と疑問に思うものもあります。また、せっかく販売されても最終的に定着するかどうかは私たち消費者市民にかかっています。
その意味では、これからも一人ひとりが、エシカルについて考え、私たちから発信し続けていくことが大切ではないか、と思いました。
ということでまたいつか、何らかの形でみなさんとエシカル消費について発信する取り組みをやってみたいなあと思っています。
一緒に何かやってみたい!という方はぜひお声かけください。
Meet ethical products! to be continued...
「エシカル商品チャレンジ」概要
2020年5月の消費者月間、おうち時間にあわせて、3日間、身の回りのエシカル商品を紹介するキャンペーンを実施しました。詳細はこちら
1)おすすめのエシカル商品の写真を1日1商品、3日間、SNSに投稿
2)投稿する際は #meetethical をつける
3)できれば、投稿の都度、1人のFB友達にこのチャレンジへの参加をタグ付でお願いする(可能であれば事前に一声かける)
★フェイスブックで#meetethicalと検索していただくとこれまでの投稿を確認できます。