![被爆者](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/4691348/rectangle_large_b2058e441c167b36c4a43a5088d1b7ba.jpg?width=1200)
被曝者が一人もいなくなつたとき
被曝国日本が参加しないまま、核兵器禁止条約が採択されました。
カナダ在住の被曝者サーロー節子さん(85歳)は、国連本部で、
「私はこの日を70年以上待ち続けていました。我々は将来世代の命を危険にさらすことを続けません。世界各国の指導者たちに懇願します。もしあなたがこの惑星を愛しているのなら、この条約に署名してください」
と演説し、拍手を受けました。
長崎市内での集会に、入院中の長崎原爆被災者協議会会長の谷口稜曄(すみてる)さん(88歳)が寄せたビデオメツセージ。採択を「非常に喜ばしい」としながら、
「被曝者が一人もいなくなったときに(世界が)どんな形になっていくのか。それが一番怖い」と。
短絡的、恣意的に核が用いられること、それは、この星の破滅への始まりです。身が塵となり果てても、この星の命が続く限り、静かな星であり続けることを願ひ、祈るばかりです。