見出し画像

水彩画の松川だるまとルージュの伝言


友人への年賀状の返信は、本郷だるま屋さんの「松川だるま」を描きました。

こんばんは。白鳥千尋です。

「虎は… 描くの大変そうだな…」と思い、
正月にまつわる様々な縁起物の中から、だるまを選びました。
描くのが楽しいし、持っている水彩絵の具は絵が上手になった気にさせる。
これからは継続的に絵を描いていきたいなあ。上達したい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

車の運転中は松任谷由実さんの曲を聴いていることが多い。
魔女の宅急便のオープニング曲で有名な『ルージュの伝言』。
大人になってから感じ方が変わった。

昔は、
「ダーリンが浮気してて激おこぷんぷん!
アタシの存在がいかに大事が思い知らせてやる!
ダーリンのママにもチクって叱ってもらっちゃうからね~☆」
というメッセージをポップなメロディに乗せて、という解釈で聴いていました。

いまになってみると、

浮気をされていた。
日々のあれこれの、積み重なった不安の決定打。
「私っていう人がいながら!」と怒りながらも、
それには確実な自信は持てない。

「浮気をやめるまで家に帰らない」ってメッセージを残して突然姿を消したら、
びっくりして、青ざめて、慌てて。
私の大切さを深くわかってくれるかしら。
私の優しさに甘えすぎていたあまり、
もっと大切にできなかったと反省してくれるかしら。
メッセージを見てすぐ家を飛び出て追いかけてきてくれるかしら。

交友関係手あたり次第に私の行き先を聞いてくれたりするかしら。
ちゃんと私に必死になってくれるかしら。
そうなるといいな。そのくらい想ってくれていてほしい。

いつもの小さな小さな反論には耳も貸してくれないけれど、
突然こんな大きな行動に出たら、さすがに動いてくれるはずよね。

でも、でも、本当に動いてくれるかしら。
ここまでやって動いてくれなかったり、
浮気相手を選んだりしたら、私、立ち直れるかしら。

明るさを装って、あの人のママにどうやってお話ししようかしら。
深刻な話にしたくないからなあ。

列車に乗りながら、闘争心と復讐心、それに少しだけ勝ってしまう悲しさや不安に揺られて、
「きっと大丈夫よ」とちょっと無理して明るくポップなメロディで打ち消そうとしている。


…と、思いながら車の中で歌うとダバーーーッと泣けそうなので、
あくまでポップに解釈するのが楽しく生きる秘訣。
ポジティブに生きよう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?