白鳥静香先生の言葉より 122 ~雨
白鳥静香先生の言葉より 122 ~雨
心が寂しいとき、
雨は寂しいと感じるかもしれません。
でも、それは、心が寂しいのであって、
雨そのものが寂しいのではありません。
本当は雨の日も、とても楽しいものです。
もちろん、自然界には雨が苦手な生命も
いますが、
雨が大好きな生命もまた、たくさんいるのです。
雨の日は、
雨が大好きな生命たちが、雨をとても喜んでいるでしょう。
東洋には、
「自分の心を止めたとき、はじめて真実が
見えるようになる。」
という教えがあり、
その教えは芸術の世界でも、
美を知るための極意として、とても大切にされてきました。
そして、心を止めて世界を見ることができた人たちは、
みな言うのです。
「すべての日はみんなよい日である。
すべての日はみんな美しい日である。」*と。
*『日々是好日』・・・禅の言葉、茶道などの芸術でもよく使われる言葉。