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【一戦一評】 レイカーズvsマーベリックス 【24-25 Game 36】
明けましておめでとうございます、スワッギちゃんです💜💛
この記事では「NBAを観戦できないファンも試合の流れを掴めるような寸評」をコンセプトに、レイカーズの各試合について情報・分析・予想などを交えてお話しします。
多忙につき久々の更新となってしまいました、申し訳ありません🙏
さて、この記事ではレイカーズvsマーベリックス(Game 36)を振り返りますが……その前に、ここ最近のレイカーズについてもおさらいしましょう。
BREAKING: The Los Angeles Lakers have agreed on a trade sending D’Angelo Russell, Maxwell Lewis and three second-round picks to the Brooklyn Nets for Dorian Finney-Smith and Shake Milton, sources told ESPN. pic.twitter.com/V175zGtmKW
— Shams Charania (@ShamsCharania) December 29, 2024
昨年度末、レイカーズは長いこと噂の立っていたドリアン・フィニースミス獲得をディアンジェロ・ラッセルの放出で実現させました。
以降、ドリアンはディアンジェロと同じくベンチ戦力として重宝されています。マーベリックスでNBAキャリアを始めたドリアンにとって、本戦は古巣凱旋試合となりますね。
そんなレイカーズは直近10戦で7勝3敗と良好な戦績を記録していますが、対するマーベリックスは現在5連敗中と苦戦気味です。ドンチッチとアービングの不在が響いているようですね。
ここ数試合の好調ぶりを本戦にも活かせるか……注目の一戦です。
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◯スタメンチェック
本戦のスタメンはこちら↓
Lakers vs Mavs starters pic.twitter.com/pY0VewyrPr
— Trevor Lane (@Trevor_Lane) January 8, 2025
ここ数試合のレイカーズは、リーブスをPG, クリスティーをSGに配置するスタメンラインナップを愛用しています。本戦もそれを継続するみたいですね。
また、ビンセントが久々に出場可能となりました。これまで控えPGを務めていたミルトンはローテーション外となるか、少しでもプレータイムを与えられるか気になるところです。
対するマーベリックスは本戦もドンチッチ・アービングが欠場。代わりにディンウィディーとマーシャルがスタメンに繰り上がっています。
マーベリックスとは今季初対戦となるので、移籍初年度となるトンプソンやグライムスをレイカーズに対してどう利用するか気になるところです。
それでは、各クォーターごとに振り返っていきましょう!
1Q: スター不在の大罠、1on1で守備半壊?
はじめにリードを得たのは、なんとドンチッチ&アービング不在のマブスでした。
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アシストリーダーの二名が不在のため、ゆっくりプレーを組み立てずに早い展開から1on1で勝負を仕掛ける作戦に出ています。これが個人守備力の低いレイカーズには効果覿面でした。
敵が早々にオフェンスの最適解を見いだした反面、ターンオーバーが多くポゼッション数が稼げていません。この隙を活かしたいレイカーズはデイビスのポストアップを増やします。
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すると、マブスはダブルチームを仕掛けました。これを逆手にとってオープンな選手に打たせますが、ゴール下もスリーも思うように決まりません。
唯一好調だったのがリーブス。トンプソン越しに2本のスリーを沈めました。
タイムアウト取得でベンチ選手投入後も、マブスは1on1主体のオフェンスを繰り返します。ここでレイカーズがスイッチディフェンスを採用すると、やはり守備不安なリーブスが狙われはじめました。
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ディンウィディー中心にリーブスを手玉にとっています。
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遂にはセットオフェンスでもリーブスを狙い、簡単なバックドアカットへのワンパスでフィニッシュ。
一方、レイカーズの攻撃もやっと安定してきました。リーブスとデイビスがピック&ロールの体制に入ると、敵はアイスの構えをとります。
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すると、デイビスへのポケットパスが簡単に入り、大きくドロップするライブリーの動きに合わせてミドルシュートorドライブインを選択。ファールを稼ぎつつスコアを増やしました。
しかし、デイビスは本日ファンブルターンオーバーを1度、イージーレイアップミスを2度しています。フリースローは決まっていますが、敵地でボールが手につかない様子です。
最後はレブロンがコートに戻り、ワンレッグのステップバックスリーを沈めてレイカーズの3点リードで1Qを終えました。
お互いに得点に繋がるプレーが見出せているものの、スリーポイントが決まっていない現状が27-24のロースコアとして現れています。
2Q: 響くイージーミス…切り札トンプソンの反撃
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ベンチ選手のプレータイムが増える2Q, マブスはグライムスの動きを増やします。まるでウォリアーズ時代のトンプソンのように。
先ほどはリーブスに攻めの狙いを定めていましたが、今度はコネクトを起点とします。まだ多くの得点には繋がっていませんが、本戦の勝敗を分けるワンポイントとなりそうです。
一方で攻めの起点となったデイビスを休ませるレイカーズ、案の定オフェンスが決まりません。
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リーブス休憩中はレブロンがPG化し、ピック&ロールや速攻でアタックしています。ショットの形自体は悪くないもののイージーミスが多めです。
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ここで、控えセンターのヘイズがわずか3分半ほどの出場で4ファールを吹かれました。レイカーズは2wayセンターのコロコを投入せず、ドリアンの時間外労働により一時スモールラインナップを採用。敵もクリバーがセンターの布陣だったため、高低差は突かれませんでした。
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そしてデイビスが帰還し、レブロンが休憩します。ここでレイカーズはビンセント/クリスティー/ドリアン/八村/デイビスを並べるディフェンシブに強いラインナップを採用しました。
敵がディンウィディーとグライムスを出場させるのに合わせて、守備を突かれていたリーブス&コネクトのどちらも下げる作戦ですね。
この作戦が刺さり、ついにマブスの猛攻を抑えることに成功します。
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オフェンスでもデイビスへのダブルチーム&アイスを逆手に得点。特にクリスティーが活躍し、3連続スコアで7得点稼ぎました。敵はすかさずタイムアウトを取得します。
流れを掴んだかと思われたレイカーズですが、タイムアウト後は厳しいマークを受けないトンプソンを1stオプション化する作戦に出ました。
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スタメン全員を戻したレイカーズは再び守備問題に直面、トンプソンが3連続でスリーをヒットし逆転を許します。
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オフェンスでもデイビスが2連続でレイアップをミスし、悪い流れが生まれます。
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極めつけは最終ポゼッション。ダブルチームのタイミング不良により、ディンウィディーのらくらくドライブイン&スコアを喰らいました。
本戦最悪の2分間を過ごしたレイカーズ、前半を50-55で終え5点差を追いかけます。
3Q: トンプソンの次はハーディ!?アジャストメントに大苦戦
気を取り直したい後半開始直後でしたが、レイカーズはやはり問題を抱えたままでした。
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組み立て自体は悪くないオフェンス、しかし決まらないスリー。
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対してローテーション遅れが目立つ守備、生まれたオープンスリーをしっかり決めるマブス。たった2分半で12点差まで伸ばされてしまいました。
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出だしでつまづいたレイカーズでしたが、生命線のオフェンスでは引き続きレブロン主体の速攻とデイビスのポストアップを多用します。
ディンウィディーらがリーブスへの徹底アタックを外しはじめたタイミングで連続得点に成功、なんとか5点差にまでリードを縮めましたが、依然として課題は課題のままです。
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喜びもつかの間、レイカーズが対リーブス特攻へのカバーを強めるべくゾーンを展開すると、ハーディがスリーポイントを決定。ゾーンを解いてもまた決定。おまけにもう1本。合計3本のスリーを連続ヒットさせました。
さらにグライムスがダメ押しの速攻スリーを決定し、イッキに15点差まで広げられました。いずれもチェックが遅れており、守備システムが崩壊しています。
その後、デイビスによるローポストからの得点などでオフェンスは一定のリスムを保てましたが76-83で3Q終了。傷は癒え切りません。
4Q: 自滅で意気消沈!受け身の姿勢は最後まで治らず……
守備がダメでもオフェンスで活路を見つけたいレイカーズはコネクトを投入。ディンウィディーとグライムスが不在のため、守備の不安が軽減される今はチャンスの時間です。
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この窮地でミッドレンジとスリー2本を沈めてくれました。守備でもトンプソンへのチェイスをうまく遂行してくれています。
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波に乗りたいレイカーズはレブロンの速攻から得点を増やします。敵もハーディによるドライブインやオフェンスリバウンドからの2ndチャンスで得点しますが、現状はレイカーズがやや優勢です。
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それでもなかなか6点差以内に縮められないレイカーズでしたが、残り4分半で遂にボールマンのディンウィディーへダブルチームを実行。これが功を奏し、複数ポゼッションをセーブできました。
オフェンスでやり返したいところですが……
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デイビスがまたしてもミスを連発。この窮地で痛恨の極み。
追い上げムードも束の間、完全に意気消沈したレイカーズ。ドンチッチ&アービング不在のマブス相手に118-97でまさかの敗戦です。
⚪本日のMVP
該当者なし。
レブロンが限りなくMVPに近い活躍をしていましたが、守備面でかなりミスが目立っていたので選出しませんでした。もう少し頑張ってクローズアウトやリバウンドに取り組んでくれ…!
エース不在のマブス相手に、敵地とはいえまさかの敗戦でした。ミスタッチの多かったデイビスがかなり心配ですが、次戦には復調していると祈ります。
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