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【2022年3月後半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

この記事を要約します。
・インフレがヤバい
・不況が来そうだ
・投資アノマリーとしては最悪の6ヶ月寸前

なので、自己規律を守り、株式投資は積立投資をはじめとしたオートモードで、この夏は最高の思い出を作ろうぜ!ってことで、リア充しようと思います。

■起きていること

●米国10年債利回り

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金利はズンズン上がっています。既にコロナショック以前の水準を超えています。

長短金利差(2年債金利と10年債金利の差)は縮まっていて、10年債金利より2年債金利の方が高いような長短金利差の逆転(逆イールド)が起こるとそれは不況の前兆と言われています。

直近、徐々に金利差が近づいてきていることが分かると思います。3月29日に10年債利回りと2年債利回りの差は0になりました。

※3年、5年、7年債利回りは10年債利回りを超える逆イールド発生

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●経済指標観察
・3月15日 米国生産者物価指数(PPI)
予想:0.9%
結果:0.8%(前月1.2%)
⇒国内生産者が販売する商品やサービスの価格を測定する指標でPPIが上昇していれば、インフレの傾向があるとされます。今回の結果は予想を下回りました。上昇はしているものの、前月の結果よりは鈍化傾向が見られます。

・米国小売売上高
予想:0.4%
結果:0.3%(前回4.9%)
予想を下回りました。前回からも大幅な減少。これは良くないと思います。個人消費がGDPの約2/3を占める米国では、その動向を確認できる小売売上高は大変注目される指標です。同指標は個人消費や消費者信頼感とも相関性があり、米国の景気を確認する指標として重要。また個人消費を確認する上で消費者信頼感指数データも注目です。現在、リーマンショック時同等の悪さです。

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・連邦公開市場委員会(FOMC)
概ね予想通りでサプライズはなく、株式マーケットは反発しています。
現在、足元の高インフレを始め、消費の落ち込みやウクライナ情勢など不確実な要素が多く、不況の前兆と言われる「長短金利差縮小」「原油高」が散見されるので、私はこれで気を緩める気になれませんが、短期的には株式にとってはプラスです。なお、16日にフォロースルーデイも観測されました。

2022年3月FOMC ハイライト
・政策金利を0.25ポイント引き上げ
・年内残り6回の会合全てで利上げを実施することを示唆
・米経済は極めて力強い
・金利予測分布図では、中央値で2022年末の金利を約1.9%
・3年については約2.8%への上昇を予想
・BS縮小は今後(早ければ5月)
・インフレ率予測:22年に4.3%、24年には2.3%
・22年の経済成長率については2.8%と前回予測の4%から下方修正

参考程度になりますが、2018年の株式市場の大きな調整前の政策金利の分水嶺は3.2%でした。

・パウエル議長発言
3月21日にFRB議長のパウエル氏が「インフレが高すぎる、現行の0.25%の利上げ幅ではなく0.5%も選択肢にある」と発言したことにより金利が急騰しました。株式にとっては良くないです。

・米国国内総生産確定値(GDP)
予想:7.1%
結果:6.9%
予想を下回りました。経済指標が尽く悪い話で埋め尽くされてる感が否めませんね。

・コロナ感染者数ピークアウト明確に
ウクライナ紛争の陰に隠れがちですが、アメリカのコロナウイルス新規感染者数のピークアウト及び収束が明確になっています。

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コロナウイルスの新規感染者が減っても、インフレによる家計への影響で消費に陰りが見えているアメリカ経済ですが、3月15日にデルタ航空が3月期ガイダンスを更新しています。

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結論としては、
・売上高予想は12月時点の見込みを上回る
・フリーキャッシュフローは春夏の好調な旅行需要によりプラス見込み

■3月後半に私がしたこと

●保有銘柄決算精査
-3月22日 $CCL(カーニバル クルーズライン)

2022年 Quarter Ended Jan 31
売上高;予想 $2.32B 結果 $1.62B ×
EPS ;予想 $(0.9)  結果 $(1.66)×

2022年 Quarter Ended Apr 30
売上高;予想 $3.35B  新ガイダンス (具体的な数字無し)
EPS ;予想 $(0.44) 新ガイダンス (具体的な数字無し)
★営業利益の最も大きな割合を占める夏季に、各ブランドの全船隊がゲストクルーズ運航を再開することを見込んでいる
★1月中旬以降、週次予約件数が改善傾向
★最近の週間予約数は、客船事業再開以来の最高値を記録

⇒予約状況に変更ないのでホールド継続。しかし、オミクロンの変異BA.2の出現が気がかりですね。個人的な状況ですが、$CCLの他に旅行関連株は$NCLHや$DALを持っています。バリュー投資枠としての買い付けをしたので、しばらくは日の目を見ない事に関しては許容範囲です。

1番の懸念は、コロナウイルスの変異種でも戦争でもなくて、インフレ進行⇒米国消費ダウン⇒不況となったときに損切りor塩漬けになるリスクです。

これらの材料を考えると、ダウンサイドリスクの方が大きい気もするんですよね。


●石油関連株すべて手仕舞い

-ドバイ原油ダブルブル売却
昨年の8月に一度手仕舞いで利益確定していたのですが、10月7日に2回転目で797円で入り直しました。半分を3月7日に1363円(+71%)で利益確定し、残りの半分を3月11日に1242円(+55.8%)で利益確定して手仕舞っています。

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-$FANG(ダイヤモンドバックエナジー)売却
昨年の10月11日に$111で買い付けています。3月9日に$130.5(+16.6%)で利益確定しました。

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-$VDE(ヴァンガードエネルギーセクターETF)売却
昨年の12月9日に$86.8で買い付けています。3月15日に$99.9(+14.6%)で利益確定しました。

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$VTI追加購入
スポットで約40万円分のVTIを買い増し
ました。まだ下がる?もう上がる?は気にしていません。

S&P500指数の年間ドローダウン率平均の13%に触れたので、少しだけ買ったまでです。積立と同じで、インデックスはバイ&ホールド

●Open moneyのユーザーインタビューを受けました

別途noteの記事にするつもりです。


■4月前半に私がすること

●家族のこと
当たり前な事ですが、子供たちが進学します。長女は小学3年生になり、次女は年長さんになります。

本当に子供の成長は早く感じる今日この頃です。仕事も金儲けも大切ですけど、子供たちと過ごせる貴重な時間は短く、本当に大切にすべきは個人的にはこれに尽きると思うばかりです。

●最悪な6カ月
アメリカ株式市場にはアノマリーが存在します。アノマリーとは理論的根拠があるわけではないが、よく当たる相場での経験則のことを指し、最悪の6カ月とは、5月~10月のことを言います。

逆に最高の6カ月とは11月~4月までを言います。前後1か月くらいのブレ幅があるので4月は最悪の6か月に片足を突っ込んでいる状態だと思います。

下記が1950年から2012年までの約60年間において、最悪の6カ月と最高の6カ月にダウ平均指数に投資していた際のパフォーマンス差になります。

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圧倒的敗北ですね。

だからと言って特別何かをするわけではないのですが。。。この法則を頭の片隅に置いておきながら、暖かい季節を楽しもうと思います。

■まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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コロナ禍、戦争、インフレ、利上げ、逆イールド発生、景気後退懸念、、、などなど色々悪いニュースが目につきますね。

冷静にマーケットを見つめると、金利は既にコロナ以前水準、政府からの現金給付お終い、インフレヤバイって、もう株式のお祭りは終わってる気がするのですが。。

過去のリセッション前のベアマーケットを観察すると、1973年:-48%、1980年:-27%、1990年:-20%、2000年:-49%、2007年:-56%、2020年:-34%となっています。

こうなってくると、年初から宣言している通り、インデックスの積立額を増やし、現金比率高めで気絶しているしかありません。

個人投資家サラリーマンとしては、投資は航路を守り、自動操縦モードにして、この際一旦忘れてしまうのがいいのかもしれませんね。


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