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【2022年8月前半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

このnoteを要約
・各経済指標は強い(CPIも難なく消化)
・インフレはピークアウト?
・凡人のベストプラクティス

■起きていること

●米国10年債利回り

8月前半は上昇

8月前半は2.5〜2.9%の幅で上昇基調でした。7月は一時3%を超えていましたので、それに比べると落ち着いた水準ですが、上昇トレンド形成中です。

●米国株式マーケット観察

米国株強かった

これがブルトラップなのか、サマーラリーなのか、個人投資家のイナゴなのかは分かりませんが、底堅い動き。

●経済指標観察

-米国 ISM製造業購買担当者景気指数

意外な結果

▶予想を上回りました。供給懸念が後退し、物価も大幅に下がった模様。もう、短期的な上下は分かりませんね。

-米国 ISM非製造業購買担当者景気指数

予想、前回を上回る結果

▶サービス業などの非製造業の景況感に関して、こちらも予想&前回を上回る結果になりました。

-OPEC 会合

バイデンさんの顔を立てた形

▶ほんの少しだけ増産です。一応、バイデン大統領の顔を立てましたが、アメリカとしては目標達成には程遠いけっかになりました。これを受け、原油価格は↑目線です。

-米国 雇用統計

引き締めフォー

ハイテク企業を中心にレイオフが相次いで発表されたり、雇用ストップのニュースが出てたので、悪い結果を予想してましたが、雇用は強いですね。非農業部門民間雇用者数は予想をダブルスコアでアウトパフォーム。失業率も50年ぶりの低水準になりました。

-米国 CPI

インフレは峠を超えたか?

総合指数、コア指数(食品・エネルギー除く)ともに、予想,前回を下回りました。インフレはピークアウトを迎えたんですかね?とにかく、利上げ懸念が和らいだ事もあり、これを受け、8月10日の米国株市場はグロース銘柄、ハイテク銘柄を中心に大きく上昇。

私個人的には今年は利上げはまだまだあると思ってますし、ましてや利下げというシナリオはメインには添えてません。あっても1年後とかですかね?

経済指標や雇用統計を見てると、すんなりリセッション入ともならなそうだと感じているところです。

■8月前半に私がしたこと

●決算精査

※個別株式をほとんど持っていないので、これまでの気になる決算を記載

7月15日 $UNH(ユナイテッドヘルス)
2022年 Quarter Ended jun 30
売上高;予想 $79.68B 結果 $80.3B 〇
EPS ;予想 $5.20  結果 $5.57  〇

2022年 Quarter Ended sep 30
売上高;予想 $80.08B 新ガイダンス $‐
EPS ;予想 $5.53  新ガイダンス $‐
※FY22ガイダンス上方修正$21.68:$21.40~$21.90

良い決算でした

7月15日 $GOOG(Alphabet)
2022年 Quarter Ended jun 30
売上高;予想 $70.04B 結果 $69.69B ×
EPS ;予想 $1.27  結果 $1.21 ×

2022年 Quarter Ended sep 30
売上高;予想 $73.18B 新ガイダンス $‐
EPS ;予想 $1.39 新ガイダンス $‐

悪い決算でした。YouTubeの成長率が以前に比べてかなり低下。見通し暗転。Google以外にも、Apple、Microsoft、MetaなどGAFAMの決算がボロボロです。Amazonだけ唯一見ていられる内容でした。


7月26日 $ENPH(エンフェーズ・エナジー)
2022年 Quarter Ended jun 30
売上高;予想 $504M 結果 $530M 〇
EPS ;予想 $0.82  結果 $1.07 〇

2022年 Quarter Ended sep 30
売上高;予想 $549M 新ガイダンス $599M 〇

良い決算。個人的にこの決算シーズンで1番衝撃的。


7月30日 $XOM(エクソンモービル)
2022年 Quarter Ended jun 30
売上高;予想 $111.67B 結果 $115.68B 〇
EPS ;予想 $3.89 結果 $4.14 〇

良い決算でした。神のように儲けていると揶揄されてます。


8月5日 $NCLH(ノルウェージャンクルーズライン)
2022年 Quarter Ended jun 30
売上高;予想 $1.27B 結果 $1.19B ✕
EPS ;予想 $(0.87)  結果 $(1.14) ✕

2022年 Quarter Ended sep 30
売上高;予想 $1.88B 新ガイダンス $-
EPS ;予想 $0.33 新ガイダンス $-

悪い決算でした。NCLHに限らず旅行銘柄がずっと冴えませんね。コロナから始まり、戦争、インフレ、景気後退と、次々と悪材料が出てくる時合なので、当たり前といえば当たり前ですが。。


●VDE買い増し、からの即損切り

バイデン大統領が「原油の生産量を上げてくれ」とサウジアラビアに訪問した際からもう1回エネルギー銘柄が元気になる可能性を見て$VDEを少し買い増ししました。

$120あたりまで見えそう

シナリオとしては、アメリカはインフレ退治が最優先で、自国の原油を海外に輸出せず、原油価格の下落⇒インフレ鎮静化を狙っていると思いますが、これは国際協調性に欠ける行為(特にヨーロッパはロシア産原油のボイコットをしているのでエネルギー不足)で、そこのところを中東諸国に増産をお願いし何とかしようとしたっぽいですね。

8月のOPECでその話の結果が分かると思いますが、もしOPECメンバー諸国が今までと同じペースでの生産を決めれば、米国のエネルギー国外輸出を撤回せざる得ないと思うので、原油価格は上昇すると考えます。

そうなると、石油関連株には追い風だと思います。

しかし、そんなに簡単ではなかったです。

OPEC会合後、WTI原油価格は上がったものの、その後ズルズル下げて、石油関連株も下がりました。

平均取得単価が$103でしたので、8月4日$102で早めの撤退を決めました。


●今年は9連休でした

休み序盤に次女が高熱を出し、妻も体調が悪く、コロナだったら9連休オワッタな…と念仏を唱えてましたが、幸いな事にコロナではなく、最悪の事態は免れました。

元気な長女とパラディソは二人でハゼ釣りに行ったりプールに行ったりしながら前半を過ごし、そうこうしてる間に次女と妻は回復し、メインイベントのキャンプへ。

最高の夏にしような

年間で3回以上はキャンプに行く我が家ですが、コロナ禍も相まってキャンプのペースが上がってる様な。。。来年は石垣島あたりでキャンプしようかなと妻と作戦会議を開いた山梨の夜でした。

■8月後半に私がすること

●結局インデックスファンドBuy&Hold

NASDAQは直近の底から約20%上昇しました。仮に前回の下落局面で買えていれば、20%取れていたという事ですね。

当然、私にそんなことは出来なかったです。

また、今後のセクターローテーションに思考を巡らせても、グロース銘柄がリセッション後の金融緩和で来るのか、実は底堅い米国経済と割安なバリュエーションのエネルギー銘柄がもう1サイクル来るのか、はたまたヘルスケアなのか、、、まったく分からんのですよ。

結局インデックスファンドを毎月買い続ける事が自分なりのベストプラクティスだと結論付け、今月も月初、月中、月末とタイミングを分散し25万円分、インデックスファンドを粛々と買い足し続けます。

ちなみに、ガツっと買うのは今ではないと思います。VIX指数が低すぎてマーケット参加者のパニックを感じていません。

今年中に来るのか?1年後なのか2年後なのか、いつか来るかは予想不可能ですが、ガクーンとマーケット全体が下げたときは、約45%の俺のキャッシュポジションが火を吹く予定。

■まとめ

私パラディソ、今夏は9連休ということで、8月前半は1週間しか労働してません。

しかし、米国株市場は雇用統計、CPIを無難に消化し、高騰。

そこそこ資産が増えてます。

「休暇中に資産が増える」って、控えめに言って、たまんねぇ。

資産運用の難しさと妙味を感じた夏の盛りでした。

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パラディソ by サラリーマンの資産形成
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