【23年8月後半の脱獄記録】サラリーマンでも出来る再現性の高い資産形成ノンフィクションエンターテイメント
久しぶりの調整をした8月相場も終わり、週明けの9月4日レイバーデー明けから、アメリカでは新年度となります。
また今決算シーズンも終盤です。
中国経済もギクシャクしています。最近話題に上がりませんが、ウクライナ戦争も終わっていません。そしてインフレとの闘いも終わっていません。
今年も残り4か月、引き続き基本動作はそのままに、緩く観察していきます。
■起きている事
●米国10年債利回り動向
金利は高い状況です。注意深く観察しないといけない状況だと思います。8月末にかけて下げていますが、直近高値(22年9月)をブレイクアウトするのか。
●米国株式マーケット動向
8月は調整局面でした。8月末にJOLTSと消費者信頼感指数が予想を大きく下回り、金利が下げており、それに併せて株価は反発しています。
●経済指標観察
-米国 小売売上高
-米国 M2マネー&クレカ残高&貯蓄残高
まとめると、、、
コロナ禍、市中に大量にバラまかれた米ドルは依然としてコロナ前より多く、現在FRBは金融引締め策により回収最中です。
上記とともに個人にもバラまかれた給付金により、個人の貯蓄率は急上昇しましたが、現在は底を付きつつあり10年スパンで見ても過去最低水準となっている模様。
個人貯蓄率と逆に動いているクレカ債務残高。コロナ後は急減しましたが、その後アフターコロナ消費もあり急上昇。過去最高の1兆ドルを超えている。
米国のまだ強い経済がいつ不調をきたすのかは読めませんが、ミシガン大学の出す消費者心理データと併せ、この辺りの各種データにも注目しています。
-ジャクソンホール会議
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-27/S00VMYDWLU6801?srnd=cojp-v2
無風のシンポジウム、新たな材料は出ませんでした。
(必要があれば)追加利上げするかもしれないし、(必要なければ)しないかもしれない。
インフレターゲットは2%、これを達成することを明確に捉えるまでFRBがすべきことをやるとのことです。
記事タイトル通り、オプショナリティ(政策采配の自由度)の確保に成功した模様です。
-JOLTS&消費者信頼感指数
ジャクソンホールでのパウエル議長の講演内容から、この先はデータ(物価と雇用)がさらに重要になりそうな環境でJOLTS求人調査と消費者信頼感指数は予想を下回りました。週末に発表されるのPCE物価指数と雇用統計にも注目です。
■8月後半にしたこと
●決算精査
※それにしてもAIラリーを始めた米半導体大手のエヌビディアの決算はものすごかったですね。他でも決算結果をまとめている人が多いのでこの記事では割愛します
個別別企業抜粋↓↓↓
■9月前半にやること
●ジュニアNISAを埋めるタイミング
今年で終了となるジュニアNISA。子供1人あたり、年間80万円の枠があるのですが、年初に24万円分スポット買いをし、月3万円の積立設定も並行で走らせています。
残り32万円分(パラディソは子供2人いるので計72万円)の枠が残っていて、9月10月あたりでスポット買いのタイミングを図っています。
これまでの所、理論(1円でも多く、1日でも長く市場に晒す)に忠実に1月に全額スポット買いが正解でしたね。タイミング投資の難しさを痛感させられます。
●レイバーデイ明け相場に注目
9月第一月曜日はレイバーデイというアメリカの祝日です、今年は9月4日。
この日は日本で言えば4月1日のような学生は新学期、ビジネスマンは新年度的な節目になります。
レイバーデイ明けには夏休みをとっていた機関投資家も戻ってきます。心機一転、張り切って仕事をするのもこの週。
そんなレイバーデイ明けは新しいトレンドが出やすいとされているのでしっかり観察していきたいと思います。暗黒の木曜日も、リーマンショックもこのレイバーデイ明けに暴落の変調が出てました。ちなみに去年は↓
レイバーデイ明け6営業日の9月13日にガクっときて、そこから10月の底に向かいました。
参考までに過去5年のデータです。
こうして見るとレイバーデイ云々よりも、この先の10月に株価は下げてる傾向の方が気になりますねw
このあたりが買い場でしょうか。
■まとめ
インフレの行方や景気の行方、またそれらを織り込む長期金利の動き、さらに中国経済がここに来て本格的にヤバそうだということもあり株式市場は調整局面です。
季節性の調整かもしれないし、そうじゃないかもしれません。
ちなみにアノマリー的には、8月9月とあまり株にとっては良い月ではないとされています。
インフレとの戦いも終盤に突入。
また、決算シーズンも終盤になり、グロース銘柄の決算発表も佳境を迎えています。
今年のAIブームの牽引役だった半導体大手$NVDA(エヌディビア)は爆裂決算を出しています。(本音で言えば今すぐ買いたい…)
しかし株価は反応薄い。
結局、個別のもろもろの材料に右往左往するよりも、金利と業績を動かす要素を巨視的に捉え、基本動作(積立投資)はそのままにリスク管理(サテライト枠や現金比率調整)をしっかりやっていくのが良さそうです。
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