【23年3月後半の脱獄記録】サラリーマンでも出来る再現性の高い資産形成ノンフィクションエンターテイメント
アメリカ株式市場、荒れ模様だった3月も終わります。
たしか3月はアノマリーとして、株式は強い月のはずでした。
まあ、こんなものでしょう。
所詮、アノマリーなんて過去データに過ぎません。
さて、3末は勤めている企業が年度末という人も多いと思います。
「同僚が昇進した」「予期せぬ異動になった」「マジで働かない上司」等々、サラリーマンの宿命とも言える負のイベントが多発する時期ですが、焦らず、腐らず、ゆるりと行きましょう。
それらすべて私達の人生において、究極的には関係ありません。
自分がコントロールできることに集中あるのみ。
■起きている事
●米国10年債利回り動向
金利は金融不安により大きく下がりました。
●株式マーケット観察
こうして眺めると、値動きが大きかったものの、株価自体は月初とトントンです。
●経済指標観察
-米国 失業保険申請件数
引続き雇用はタイトなんですよね。この数字が上がってきて、失業率も上がってきて、時給が下がり、雇用者も減るということが、今のインフレを止める指標なのは理解してますが、アメリカで暮らす人々にとっては不幸な結末。
これを願う投資家って(自分を含め)、控えめに言ってサイコパスだなと思ってます。
-クレディ・スイス UBSによる買収合意
スピード感がハンパじゃないです。3月12日週に破綻が報じられ、3月19日にスイス中央銀行が介入の元、買収合併が決まった模様です。
私自身よく分かっていないのですが、この買収により「クレディ・スイス債約160億フラン相当が無価値になり、民間投資家がコストを負担することになる」とのことで、債券投資家がどのような影響を受けて、マーケットはどう動くのかをチラ見してみようと思っています。
-米国 連邦公開市場委員会(FOMC)
特にサプライズもなく、予想通り0.25%の利上げを決定しました。
次の5月にもう一度上げるのかな?これからの経済指標(データ)次第ですが、どちらにせよ次か、次の次あたりで水平飛行モードが濃厚でしょう。
利上げの出口は近そうです。
ちなみに今FOMC後の株式マーケットの下げは、イエレン氏の「財務省は預金保険の引き上げは考えてない」との発言と「年内利下げは無さそう」なパウエル議長発言が原因らしい。
-米国 個人消費支出価格指数(PCE)
明日、日本時間21:30に発表になります。
2月は前月比0.6%と高い数字でした。
今回は事前予想前月比0.4%を下回れるかに注目です。
■3月後半にしたこと
●お小遣い稼ぎ
ちょこちょこモニターに参加して1回5,000円~10,000円のお小遣い稼ぎをしています。
副業にもカウントできない微々たるものですが、想定外の出費が見えた時点でタイミングと条件が合えば応募できるので、これはこれで重宝してたりします。
個人的にはこれらの臨時収入を株式買付に使ったりはしていないので、緩く取り組めるのも良いです。
参考までにパラディソが使っているサービスを共有します。かなりクラシカルなサービスでメールと電話でやり取りしますwww↓
●お祝いを頂いた
次女の小学校入学に伴い、有難いことに各所から御祝いを頂きました。
入学準備にも何かとお金が掛かりますので、非常に助かりますね。
こういったお祝い等にも手を付けず、子供の学費を作るという戦法を以前書いた記事で提唱してましたが、
今回我が家のケースでは、既に2人分の私大文系くらいの学費は確保済みなことと、このタイミングで習い事の追加やアロケーションが長女次女ともにありますので、入塾金などイレギュラーな出費を覚悟していました。
ということで、御祝いに感謝しつつ、遠慮なく新年度の急な出費に使わせて貰う予定です。
■4月前半にやること
●最悪な6カ月に片足突っ込む
アメリカ株式市場にはアノマリーが存在します。アノマリーとは理論的根拠があるわけではないが、よく当たる相場の経験則のことを指し、最悪の6カ月とは、5月~10月のことを言います。
逆に最高の6カ月とは11月~4月までを言います。前後1か月くらいのブレ幅があるので4月は最悪の6か月に片足を突っ込んでいる状態だと思います。
下記が1950年から2012年までの約60年間において、最悪の6カ月と最高の6カ月にダウ平均指数に投資していた際のパフォーマンス差。
とは言え、特段これに合わせて何かをする投資方針を採用していませんので、なにもしません。
良い時も悪い時も、コツコツと自分のやるべきこと(インデックスファンド積立)をやりながら、前進あるのみです。
もし、今の相場環境に不安になっている人がいれば、漫画スラムダンクで登場した仙道の言葉を思い出してください。
「まだ慌てるような時間じゃない」
●世界経済に「失われた10年」
世界経済の潜在成長率が低下していると、世界銀行のチーフエコノミスト、インダーミット・ギル氏が指摘しています。
どうしましょうね。
我々のような現在30代~40代の入金盛り(働き盛り)現役世代の一人として、もしこうなってしまうと爺さんになるまで黄金期はお預けなのか?
”運”が無かったと諦めるしかないのでしょうか?
このようなニュースやレポートを目にするにつれ、不安になったり、ポートフォリオを弄ったりしたくなるのですが、正直付き合いきれないので私は何も変更せず、全世界株式と全米株式の自動買い付けオートモードでゲームを進めようと思います。
■まとめ
金融危機を彷彿とさせる各種ニュースが連日飛び込んできて、株式マーケット、債券マーケット、コモディティマーケットはボラティリティの高い状況が続いています。
このような不安定な状況下では、「これからは債券が良いのではないか」「こんな時でも配当は確実だから高配当狙いに切り替えたほうがいいのではないか」など、これまでとは違う戦法に移りたく投資家心理も見え隠れします。
確かに、$TLTや$EDVなどの債券系ETFは最近チャート的には動意づいていますし、$VYMは昨年対比で8.5%ほどの増配を発表しています。
たしかに、このあたりは投資妙味がありそうだなと個人的にも思います。
投資の腕があり、センスのある人は、このような相場環境でも上手くリターンを得ているのでしょう。
しかし、ここで冷静になって考えるのですが、
”では、自分にはそのような投資の腕やセンスがあるのか?”
考えなくても分かっています。答えは「NO」です。
SNSや雑誌で見たり聞いたりした程度の情報で安易な投資をすると、良い結果になるときもあれば、悪い結果になるときもあります。
個人的に問題にしてることは、良い結果になる・悪い結果になるという結果の話ではなくて、”なぜ良い(悪い)結果になったのか”が自分で考えられないと、再現性を確保できないので、未来に繋がらないというコトです。
仮に良い結果と悪い結果の出現確立が50%50%の場合、プラスマイナス0で、売買コストの分だけ負けるという結末になるのかなとも思っています。
一方、今の自分にも分かることは、現在は何を買っても上がるという様な簡単な相場環境ではなく、とても難しい相場環境だという事ですね。
この難しい環境で無理して動く必要はありません。のらりくらり出来る身分が”個人投資家サラリーマン”の真骨頂。
円高、株安と日本の米国株投資家&外国株投資家にとっては厳しい局面ですが、「痛みに耐えてよく頑張った、感動した」と将来の自分に言えるように、今はインデックスファンドを粛々と積み上げていくこと(買いの手は緩めず!)に徹しようと思ってます。
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