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【副業で稼ぐ】物を売る技術!ベンツから学ぶストーリーテリングという技術①〜ホモ・サピエンスの強み編〜

はじめに

物を売るということは言い換えるとストーリーを売ると同じ意味です

例えば同じ車でも300万の普通車と1000万のベンツに一体どれだけの性能の差があり、どれだけ快適さに差があるのか。それは700万の差なのかと問われたらあなたはどう答えますか?

実際にはほとんど差はありません。冷静に考えてみてください。100km先に車で行くとしたら普通車とベンツ、どれほど時間差が生まれますか?国内で比べるとしたらほとんど差がないはずです。確かに車の性能としてはベンツの方が優れているでしょうが法定速度で出せる速度は決まっています。

じゃあ快適性?かっこよさに惹かれてなの??

いいえ、違います。というよりちょっと正しくてちょっとずれてます

じゃあ一体何に惹きつけられて人はベンツを求めるのでしょうか?そこには700万をかけるほどの差があるのでしょうか?

その答えはストーリーにあります。

人はストーリーに惹きつけられて物を買うのです。


今回はそんなストーリの神秘を説明していきたいと思っています。


物語を信じることができるという人類だけの特徴


でも、あなた、まだ物語のすごさ感じてないでしょう!はじめにで例えたベンツのこともイマイチ信じきれていない部分があるんじゃないんですか??
安心してください。ちゃんと説明しますよ。

クイズ!!!


突然ですが、あなたはホモ・サピエンスがここまで大規模でなおかつ繁栄ができたのか答えられますか?

①頭がいいから
②心があるから
③幻想を信じられたから

答えは③です

詳しく説明していきましょう。まずはじめにホモ・サピエンスの一番の強みってなんだかわかりますか?

それは極めて大規模な集団を作れるという点です。
例えば他の動物、サルを例にとりましょう
サルは哺乳類で比較的ホモ・サピエンスに近い動物です。彼らも集団を作りますが、大きくても100匹程度が限界です。他の哺乳類も同様です。ホモ・サピエンスのように国家を作るような集団を作ることはできません

集団を作るホモ・サピエンス

でも集団を作れるってそんなにすごいの??
へい!めっちゃすごいです。特に意思疎通のできる動物が集団を作れるというのは他の生物にとって脅威となります。

そもそもホモ・サピエンスって単体だとめっちゃ弱い動物です。
例えば生身の僕とサル1匹で戦うとなってもまず勝ち目はないでしょう。

しかし集団となると逆転します。特に規模が大きければ大きいほど
だってそうでしょ。100匹のサル vs 100人の人間なら勝ち目はないかもしれないけど

ホモ・サピエンスが1000人になったらまず負けないでしょう。

つまり集団を作れることの一番のメリットは協力し合えるという点です。
集団が同じ目的を持った時に協力できるからこそ、マンモスを狩ったり、田植えができるのです。

じゃあさ、どうしてサルは沢山の集団が作れないの?

一番の要因は虚構を信じられないからです。

サルは鳴き声で敵が来たことや美味しいご飯があることを味方に伝えることはできます。
しかしゴシップを伝えることはできないのです。
だって変でしょ。
例えばサル同士で

「あそこの群れのメス猿さ、すげえ可愛いじゃん。でもあいつ、めっちゃ意地悪なんだぜ」
「まじかよ!信じられねえ!!」

なんて会話、純粋に生きていく上で必要ないんです。獲物を狩り、繁殖をし、他の群れと競う上で不必要なことです。

しかしどういう訳かホモ・サピエンスには噂話ができました。今我々がしているように先祖も存分に噂話をしていました。

つまり虚構を信じることができたのです。もしかしたら嘘かもしれない根拠のない噂話を信じることができたのです。

虚構を信じたホモ・サピエンス

じゃあさ、一体どうして虚構を信じれると纏まれるの??
簡単なことです。だってそうでしょ、

私たちはただの紙切れのはずの紙幣を信じているからこそ経済活動ができている。
株式会社なんて人間が作ったまやかしなのにみんな信じている
法律だってそう。もちろん国家も

考えてみてください。国家や法律、株式会社の紙幣。すべて生きていますか?
彼らは実在しているのですか?
痛みは?喜びは?嬉しさは?
一体どこにあるというのでしょう。

ホモ・サピエンスは実在しない国家というまやかしを信じて纏まり
株式会社という嘘で纏まり
紙幣という妄想で物を得る

ね、僕らの生きている社会って嘘と偽りの混合物なんですよ

世界で一番有名なキリスト教という物語

でもさ、それが物を売るってこととどうつながるのさ?
簡単なことです。ストーリー、虚構を信じさせることができれば物は売れます。

例えば世界で一番有名なキリスト教という物語
彼らは聖書という物語を信じています。それゆえ中世では免罪符が飛ぶように売れました
※免罪符のお話はいつかまとめたいと思います。気になる人はググってね

でもそれはキリスト教という物語を信じている人にのみ有効でした。だってキリスト教のこと信じていない人は免罪符なんて買わないですもん

ベンツで例えましょう

人々はベンツという幻を信じています。

ベンツという物語を信じている人は以下の点を信じています

①機能が素晴らしい
②選ばれた人しか手に入れられない
③ ②の理由により他者よりも優れていると実感できる。

これら3つの欲望を満たすためにベンツは効果的な方法で物語を伝えています。

物語を信じさせるテクニックそれは神話で学ぶ

なんとなく物語の重要性がわかってもらえたのかなって思います。
今回は長くなったのでここまで!
次回は核心の部分。物語の肝となる神話のお話をしたいと思います

では、さよならー

参考文献

ユヴァル・ノア・ハラリ 2016『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』河出書房新社


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