【column #22】2度と行けないあのお店 と まだ間に合うあのお店 / ポロポロ書店しらたき
こーんにちはー。
ポロポロ書店店主のしらたきです。
光栄なことに2回目を書かせてもらえるようです。最近は店を切り盛りするためにバイトの日々なんですけど、その話もいいかなって思ったんですけどBACK IN THE DAYS 延岡CITYを書こう思います。
んで思い入れの延岡のお店のことをお酒を飲みながら振り返ります。振り返ってもいい年齢でしょうか。
まず1軒目は自分の音楽体験のルーツのお店 CDショップ BOXです!
今はもうないお店なんですけど自分が県外に出ている20代前半に閉店したと聞いてます。よく通っていたのは中学生から高校生までの間なんですけどBOXってそんなに大きくないお店で在庫も多くはなくてメジャーどころの作品が陳列してある感じでした。
1990年前後はイカ天バンドブームがあり音楽CDは売れていた時代でしたね。
BOXの場所は閉店した寿屋の真向かいの通りの取り壊されたビルの1階にあり店主は加藤さんという名前でした。
当時はインターネットがない時代で新譜や欲しいCDは店頭で注文受付の紙に個人情報を書いて渡して控えの紙をもらって入荷したら交換するっていうシステムでしたね。
CDが入荷したら携帯電話がない時代なんで家の固定電話に加藤さんから電話がくるか、こちらからBOXに電話するかだったんですけど、加藤さんが電話に出ると「は~~い⤴︎ボックスーでーす⤴︎」と独特の言い回しとハイトーンボイスで対応してくれて中学生の時に自分らの周りでこの加藤さんのモノマネをするのが大流行しました。
当時延岡にいてBOXに通っていた人なら覚えているかもしれません。
あとBOXのポイントカードがあってピンク色の紙に青色でBOXって書いていてなぜかミッキーマウスの絵がプリントしてあって完全にアウトなんですけど笑、もしかしたら加藤さんは意識的にミッキーマウスを使って我々を試してたかもしれませんね。
中学の時は邦楽のCD、ユニコーン、ニューロティカ、真心ブラザーズ、電気グルーヴ、スチャダラパーとかの作品を予約注文してたんですけど、高校に入ってからは洋楽期に入って俄然マニアックさを増してしまって。
とういうのもその時期に買った本パンク、NEW WAVEガイドブックにかなり影響受けてジャケット写真を見ながらどんな音なんだろうと妄想していて、その本の中で過去に日本盤が出てたものをBOXで注文するんですけどレコード会社からの返答が在庫無しか廃盤で加藤さんにはけっこう迷惑かけてたと思いますね。
ちなみに注文してたのがスロッピンググリッスル、D.A.F,レジデンツ、キャバレーヴォルテール、ニューエイジステッパーズ、KLFのchill outとかで全部廃盤在庫なしで諦めてしまいました。
2軒目は祇園町にあるブロンズっていう老舗BARです。
ここは延岡でも有名な店だと思うんですけど店主が人形を自作していて、その人形を使ってストップモーションアニメを作っていてBSのデジタル甲子園っていう番組で優勝してたと思います。
ここのお店には5年前にメタジュンという宮崎のカルトミュージシャンがどうしても行きたいと、なぜって聞いたらアイドルグループ元BISのテンテンコさんがブロンズ店主が作った動画が好きで自身のユニット、フロリダのMVを依頼していたみたいで結局はお蔵入りしたみたいなんですけど、その時店主にに聞いたら特別に見せてくれることなり店内で上映してくれました。余談なんですけど延岡にいる時メタジュンさんはずっと延岡みたいな工場地帯にはヤバいやつが絶対にいるって10回くらい言ってましたね笑
-終-
〜イベント情報〜
4/23 令和のメタジュンのhi how are you
1日5回公演
15:00,16:00,17:00,18:00,19:00,20:00
料金:投げ銭
場所:ポロポロ書店
4/29 街中ピクニート高千穂通り
ポロポロ書店出店 12:00~16:00