マフラーの親戚、スヌードなんてものがあるのね。
近所の古着屋を覗いていたら、マフラーの親戚のようなものがあって、ふかふかアクリルの黒地に赤、青、黄を少し混ぜてレイ (lei) のように輪っかになっている。若い男の子の店員にぼくは訊ねた、「これ、何? どうやって使うの?」かれは微笑んで教えてくれた、「これはですね、スヌードって言って、まずこうやってレイみたいに首にかけるでしょ。そこでねじって8の字にして、そして出来たもうひとつの輪っかにまた首を通すんですよ。そして後ろっかわをちょっと引っ張ってかたちをととのえる。できあがりです。」ぼくは感心した、ほぉ、これもまたネック・ウォーマーの一種なのか。さいきんはマフラーのライバルが増えているのね。値段もわずかなもの、ぼくは冬の3か月の愉しみに、その場でおカネを払い、ぼくは自分がアレンジした黒のスモッグコートの首に巻いた。
Snood という言葉を検索してみると、この語はもともと女性の後ろ髪を包むヘアネットを指していたようで、そちらの方はsnood scarf とも呼ばれているようだ。どうやらそこから〈包む〉という意味が派生・発展して、前述の首を包むレイ状のニット(やアクリル)の輪っかが生まれたのかな。検索すると We are Knitters なんて楽しそうなサイトもあった。
Snood、定着してるんですね。編み物好きならばぜひ自分好みのものを作ってみたいアイテムでもあるでしょう。もっともスヌードはいまのところ基本ほぼ女もので、なんとなればぼくは鞄のみならず襟巻の趣味もまた、性同一性障害なのかもしれない。
note にはこんなアイディアもあった。