日本史における弓矢
現在の私達は
弓矢は鉄砲の普及で時代遅れ
となったと思っています。しかしながら、戦国時代から江戸時代の初期まででは、弓矢も結構使われていました。
特に大事な使い方は
矢を放物線で飛ばし遠くの敵を攻撃
です。鉄砲の場合は直線的な飛び方しか使えません。
しかしながら
矢の場合は飛ぶ様子が見える
から、放物線的に飛ばして、着地点の確認が出来ます。そこで
近すぎるとより遠く
遠すぎるとより近く
と修正できます。
宮本武蔵が、「五輪の書」で
鉄砲は弾の飛び方が見えない
点を欠点と指摘しているのは、このような使い方を考えているからでしょう。