学問的的思考が使える条件
前に
哲学が必要になった!|鈴木良実
と言う記事を書きました。
しかしながら、よく考えると
哲学が使えるようになった
と言う観点もあります。つまり
現在の学問が成長し
机上検討が現実問題に適用できる
レベルになったからという観点です。
確かに、戦後昭和には、松下幸之助の「水道哲学」があったという人もいるでしょう。しかし、松下幸之助自身は「水道哲学」という言葉は使っていません。
松下幸之助の「水道哲学」は現代にも有効だ 商売をする者の使命とはなにか | 松下幸之助はなぜ成功したのか | 東洋経済オンライン
基本理念|松下幸之助.com
その後哲学という表現が表に出るのは、平成の京セラの「稲盛哲学」が有名です。フィロソフィ4つの要素 | 思想 | 稲盛和夫について | 稲盛和夫 オフィシャルサイト
さて、今回言いたいのは
経営学などの理論知識が成熟し
使える概念装置が充実した
から、こうした議論が出来るようになっという仮説です。
例えば
社会の分断
多様化
マイノリティの権利
等の概念を使うことで、今の社会について、あるべき姿の具体的な議論が進む状態になっています。つまり
マルクスの資本家搾取論
よりもう少し地に足の付いた議論が出来る状態です。
このように
学問的的思考が使える条件
を考えることも必要かと思います。