Aでなく~Aでもなく
前に書いた
仏の智慧をテトラレンマで説明|鈴木良実|note
を、修行する立場で、見直しました。
テトラレンマでは、以下の4つのレンマで考えます。
Aである
非Aである
Aでなく、非Aでない
Aであり、かつ非Aである
私達が、学校で学ぶ「論理」は、1.と2.だけの0/1型論理です。前の記事では、3.は中間を開く菩薩の智慧、4.は多様な世界を実現する如来の力と説明しました。
しかしながら、止観などの修行をするときには、3.の
Aと非Aの両方の否定
があります。例えば
非想非非想
想うに非ず想わざるに非ず
です。想うこと、更にその否定の想わない、両面を絶対的に否定する。今まであるとした、想い込みを全て否定した先に何があるか
絶対的な無を見る
それとも
それでもある仏の力を見る
かもしれません。
こうした
今までの選択肢を全部否定
すると
新しい物を生み出す力
がうまれると思います。