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直感の有効性

私たちは、大学などで数学や物理学を学ぶときに

直感でなく論理で理解

するように訓練されています。

これは、物理学や数学の歴史を考えると

直感的なアリストテレスの自然学

から、ガリレオやデカルト、そしてニュートン達の力で

厳密な数学的な物理学

を生み出し、更に数学自体も

集合論等での基礎付け

を行ってきた経緯から、当然の発想に見えるでしょう。

確かに

厳密な論理を扱う力

は、現在の文明を支える基礎です。これで、工業的な物作りを成功させています。

しかしながら、社会科学などの複雑なモノを直接扱う場合には

直感的なイメージで方針を立て
それを論理的に強固にする

戦術が有効です。まずイメージを作って、検討すべき事項を絞り込み、それらの間に論理的な関係を見いだす。こうしないと、検討の糸口が見つからないでしょう。

もう少し言えば、工業の世界でも

製品のイメージを先に作り
それを物理学などで詳細検討し
製品に仕上げる

と言う道はあります。

このように考えると

直感の有効性

を見直すべきだと思います。

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