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メディアの進歩への対応
今の世界は、スマホや生成系AIと
メディアが大幅に進歩
しています。一方、これで
人の知的能力低下
に対する議論が起こっています。確かに、
スマホ依存になると
自分で考えず答えを求める
AIに任せると自分で探さず
まとめの文章も出てくる
ので
考える力が低下
と言う心配があるでしょう。
しかしながら、こうした変化は、今に始まったことではありません。マクルーハンの『メディア論』を読めば、古代の文字の発明、グーテンベルグの印刷術などで、歴史上の大きな変化が見えてきます。
一方、プラトンやヴィーコは
便利になったが人間の能力の一部は低下
と指摘しています。
この問題に対して、私の考えは、大きな変化は
今まで人間の脳内での作業が
メディアの力で外部に出るようになった
つまり『見える化』
ために
個人の能力は部分的に低下
と見えるかも知れませんが
多くの情報を扱えるようになり
知的な生産力は増大する
考えています。確かに
文字で書くから記憶力は低下
するでしょう。しかし
その代わりに多くの情報を残し
それを使って広く深く考える
ことが可能になります。
このように考えると
スマホや生成系AIを使って
知的検討を深め
新しい考えを引き出す
人間の可能性を信じたいです。