王将戦の解説を見て
先日の王将戦の第5局は、近頃に珍しい
両対局者がAIと異なる手
と言う状況でした。
この結果は
藤井王将の勝ち
でしたが、昨日中にAIの評価により
羽生挑戦者の敗着
が、SNS上に公開されています。
昭和の時代に出た、ある本では
大山-升田戦
を観戦し、その帰り際に解説者に
「何が原因で負けたのですか」
と聞いたところ、解説者は
「それが解れば、ここにいずに、
タイトル戦を戦っている」
と答えたという落ちがありました。
つまり、昭和の時代は
タイトル戦を戦う神様 > 一般の棋士
という感じです。しかし令和の状況は
神様=AIソフト > 対局者・・一般の棋士
となっています。そこで解説は
AIソフトが示すXXでなくYYだったのが敗着
と説明しています。
このようなAI将棋との付き合いは、今の時代の人たちは、当然と思うでしょう。しかしながら
名人達の判断しかない
と言う時代が、半世紀前にはありました。
これを考えると
今の名人芸がAIで解説
と言う時代が来るかもしれませんね。