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日本の「退化論」対応
昨日書いた
中華文明では科学が進化しない|鈴木良実 (note.com)
に関連して
中華文明の影響を受けた日本では?
と言う問題を考えます。
これに対する答えは
大乗仏教的発想の力
です。多くの宗教において
教祖を超えるのは不可能
と言う壁があります。この関連で
教祖の正しい教えを受け継ぐ者を崇拝
と成る場合が多いのです。仏教でも「上部座仏教」は、こうした正当なる教えを伝える優位を示しています。
さて、これに対抗したのが大乗仏教の発想です。大乗の教えにも色々とありますが、比較的解りやすいのは
法華経の
お釈迦様は今でも霊山で法を説いている
です。日本に仏教が伝来して直ぐに、聖徳太子が「法華経を講じた」という伝承があります。聖徳太子の実在などは、色々と歴史家の議論がありますが
日本文明に古くから法華経が影響
していたのは確かでしょう。この影響は
仏の智慧は誰でも持つ可能性あり
お釈迦様は現在も法を説く
ので
その時点で最善を求める発想
古代の聖人の政治に戻す必要なし
が出てきます。
このようにして
日本文明は進化
してきました。