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物語と理論知識の相互作用
昨日書いた 物語を作る効果|鈴木良実|note
について、学習という側面で、もう一度見直しました。
私は、工学部の出身なので
理論知識を物作りで生かす
と言う発想が心の底にあります。この発想をもう少し広げると
物理的な物だけでなく物語
も、人文科学や社会科学の実現の手法としては、あると思います。特に現在のIT技術などでは
使う人の物語
が、製品の働く様子を明確にし、仕様を決めやすくする効果があります。
さて、大学(院)を卒業して、企業で仕事をして
物作りの世界に入る
と
理論的な知識と別れる人
が多くいます。また勉強を続けると言っても
必要な知識だけ
学ぼうとする人が多くなります。
しかしながら、私の経験では
知識を幅広く持つ
効果は大きいと思います。こうした知識は
何時使えるか解らないが
とりあえず学ぶ
と言う対応が必要です。
但し、これだけでは不十分で
色々な体験をした時
自分の持っている知識で
説明しようとする努力
を常に心がけておくことが必要です。
さらに
自分の経験しない物事を
想像の物語の上で考える仮想体験
をして
その仮想体験を理論的に説明
することで
知識が生きる
経験を幅広く積むようになります。
こうした、知識と物語上での経験の相互作用を、継続して動かすことが
本当の生涯学習
になると思います。