人工知能についての神学的議論(9仏の智慧でフレーム問題対応)
今まで述べたように、人工知能を考える時には
膨大な情報を有限資源で上手く処理出来るか?
と言う「フレーム問題」に対応する必要があります。詳細は以下を見て下さい。
人工知能についての神学的議論(7フレーム問題)|鈴木良実|note
現在のAI技術は
特定の問題には高度の能力発揮
と言うレベルになっていますが、人間のように
多数の問題に柔軟に対応
はまだまだ難しい状況です。
さて、上記noteで私は
フレーム問題の解決には
多くの思考の収束を判定する
法界体性智の力が有効
と書きました。
しかしながら、もう一つ大事なモノが抜けていました。それは
現実に柔軟に対応する成所作智
の働きです。
このような
現実の多様さに
その場で対応する力
があるので、細部の例外に悩まされることなく
ある程度理想化した状況で
検討の収束
を判定できます。これがないと、検討時間が膨大になります。
私が昔「ソフトウエアの標準化」を検討したときも
例外処理を付加できる拡張性
を持たしたことで、検討の早期収束ができました。これがないと「R2D1」のように
どこまで考え何を排除するか?
で悩み続けたでしょう。