多くのモノは不安定
講談社学術文庫2019佐貫亦男著「不安定からの発想」1977初出を、見直しました。
この本で言う
多くのモノは不安定
という主張は、現在社会を見るために、忘れてはいけないと思います。
さらに、私たちは
安定を当たり前と思う
傾向があり、このような無意識のバイアスに、注意しないといけません。学校や会社などの組織も
皆が維持する努力があるから成立
しているのです。
今あるものは、いろいろな条件の上で、存在しています。それが崩れることが多くなってきました。
特に
新しいことにチャレンジするときは
不安定に耐え
それを制御する力を得る
必要があります。例えば、長い歴史のある和菓子メーカーでも
色々な新製品を出し
売れない失敗もする
そこで生き残ったモノを定番化
という戦略で、時代に適応しています。
こうした
売れないかもしれない不安に耐え
チャレンジしながら次を育てる
生き延びるために許容できる損失範囲内で!
という発想が、現在社会にも必要だと思います。
安定ばかり求めて
石橋をたたいて渡らない
のも困るし
突撃ばかりで大損
ならつぶれてしまいます。
この使い分けが、現在に必要だと思います。