日米の政治の違い
アメリカなどの西欧文明では、キリスト教の発想で
神様の智慧は人間が及ぶモノではない
と言う発想があります。一方、日本の私達は、大乗仏教の
誰もが仏の智慧を得る
親の立場で皆をよくする
という信仰が影響しています。
そこで、西欧文明では、人間は古代ギリシャの哲学者プラトンの
洞窟の比喩
が示すように、本質の世界の「部分的な写し絵」を見ることしか出来ません。そこでは
哲学的思考で本質に近づける
と言う発想があります。ここで
近づく
と言う表現に注意してください。完全なモノを得ることは、人間の限界で不可能という、諦めがあります。一方、哲学的な思考ができる人間は、それができない人間より優位に立つという発想があります。
一方、日本的な発想では
全てに対して親の様に見てよくする
ことが可能です。また、全ての人に
仏の力
があると言う発想は
皆の可能性
を信じます。従って
現場の修正
等を認めるようになります。
これを政治で考えると
西欧文明は哲学的優位者が真実に近づいて支配
日本では指導者は親の立場で全てが良くなるモノを考える
但し皆がそれに協力する
と言う図式がみえてきます。
またこの発想から
日本では大きな政府
を求める人が多いことも解ります。
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