新手法への過度な依存はダメ
Twitterの上で、気になる話があったので、思うところを書いてみます。
ここでの主張は
手法でなくて個人の鍛錬した技
が大切と言うことです。
これは、心理療法の歴史を振り返ると
催眠療法の限界を見てフロイトが精神分析
精神分析に限界を感じたロジャースは来談者中心療法
と言う具合に、今までの手法の限界を感じた人々が、新しい手法を編み出し、限界を超えていきました。
しかしながら、現在の状況を見ると、多くの手法は、それぞれが洗練され、それなりの成果が、出るようになっています。こうした状況では
新しい手法でのブレークスルー
ではなく
既存手法の使いこなし
が効果を出します。
この話は、もう少し一般化できます。つまり、その分野が
発展途上なら新手法で突破
しかし
成熟段階なら使いこなす力
が決定要因となります。
これを理解せず
新手法で全て解決
と、神頼みの姿勢では、物事を成し遂げることは出来ないでしょう。
もう少し言えば
新手法が使いこなせるまでの鍛錬
現場への適合作業
の重要性も、きちんと考える必要があります。