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もう一人の自己との対話
私は、高校生時代に、自己催眠に凝っていました。その成果としてシュルツの自律訓練法では、6つの基本公式は、皆使えるレベルになりました。
しかしながら、当時読んだ、自己催眠の本には、その上のイメージ訓練について書いてありました。その最高レベルが
もう一人の自己の出現
でした。
こうした「もう一人の自己との対話」は、全てについて可能であり、答えが出ると書いてありました。
当時の私には、これが全く分かりませんでした。
これが、本当にわかったのは、今年に入ってから
成瀬吾策著「自己コントロール法」誠信書房1988年
を読んで、その中で
イメージが「自然に見えてくる」
訓練を大事にしていることを知った為です。
つまり
自然に浮かぶイメージ
には
潜在意識など全てが絡む
ならば
意識していない本当の自分の
イメージ
が動き出します。
もう少し別の見方をすると、私達は
言葉で考えることに縛られ
言葉に出せないモノを感じない
傾向があります。こうした
言葉に出し無いモノを引き出す
イメージの構築
の効果もあると思います。
こうした形で
表に現れる意識以上の
自分の潜在力
が
もう一人の自己イメージ
として動き出すのです。
なお、少し違いますが、物作りの場に於いても
自分の考えを超えた働き
をするモノを作ることがあります。それは、最初の構想では、思いも寄らない使い方への対応などです。
この場合にも
自分の潜在意識の導き
という可能性があると思います。