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素質と才能の違い

人の力に『素質』と『才能』の二つの面があります。これを区別できている人は少ないですが、これを知ると能力開発が上手く行えます。大まかに言うと

  • 素質:身体や頭の反応する力が高い

  • 才能:良いモノを見いだす力

です。車で喩えれば

エンジンが強力->素質
運転が上手  ->才能

という感じです。この二つの違い、特に才能の大切さを知らないと、無駄な努力することになります。特に

素質がある人

は、それ以上の成長ができなくなる、危険性があります。

カウンセリングの例で言えば

  • 素質:人の感情を読み取る力が高い
       クライエントとの面接が上手

  • 才能:どの手法を使うべきか判断できる
       良い指導者を見いだす

という感じです。

さて、このような『才能』を磨くためには、どのようにすれば良いのでしょう。

武術の世界に名言があります。

三年かけて良師を探せ

つまり、自分が本物と思う『良師』を、三年を費やしても探す。そこで見つかった、師の教えをしっかり守ると言うことです。才能が開けない間は、師を盲進するのは危険です。一方、良師に巡り会えば、自分の見えない世界から指導する師匠に

無条件に信じて従う

ことが成長の王道になります。

さて、このような才能が開ければ

主心の教え 自らを主とし、全てを客として師とする

と言う境地になり、色々な人や物事から学ぶことができるでしょう。

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素質と才能の識別|鈴木良実|note

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