心はどのように働くか
私達の「心」はどのように考えているのか、人工知能を考える立場で、少し検討してみました。ここで「心」を使ったのは
考えるのは「脳」だけでない
感情面は身体の反応もある
という観点です。しかしながら、考える時には「脳」の働きが重要な役割を果たしています。そこで「脳」について、もう少し考えて見ました。私の考える「脳」の特徴は
超並列処理
神経の均一性
です。
さて、私の大事な仮説は
心の中では多数の試行錯誤が行われている
その中で
ある程度形になったモノが意識に登る
です。これはフロイトなどの言う
無意識
とは少し違います。私の考えは
現実社会の多様さに対応し
色々な物語を仮説として展開し
その中で実現性が高いモノを意識する
という動きです。例えば
人と会ったとき
相手の動きを色々と考える
例1:友好的な挨拶
例2:無視される
例3:暴力的な攻撃をされる
等々
です。この内、例3については、普通の人なら、意識には登ることがないでしょう。しかし、武術などの経験のある人なら
不意に攻撃されてもキチンと対応
できることが多いのです。このような人は
意識しないけれど
攻撃されたストーリーを検討
している場合が多いのです。
さて、こうした多くのストーリーの内
どれを選ぶか
が問題です。こうした
意識をコントロールする
特別な機能を、脳内に求めることは可能でしょうか?私は
神経の均一性
という考えで、特別な機能はないと考えています。
その代わりに
複数のストーリーが展開し
それを支えるモノが色々ある
そこで
ありそうなモノに結晶していく
という機能を考えています。
このアイデアは、デネットの影響を受けています。
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