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4yournote913
現在理論で高評価でも当時の感情は?
江戸時代の歴史の中で、それまで悪役とされていた人が、現在の学問成果では、高く評される場合があります。田沼意次がその代表でしょう。
さて、今回は、萩原重秀について、考えて見ました。
荻原重秀 - Wikipedia
このWiki記事が描くように
萩原重秀の経済政策は、現在の学者の一部からは
貨幣の本質は信用と見抜き
金銀本位制からの脱却を図る
インフレ政策で経済振興
等の先進性を、高く評価されています。
しかしながら、この政策は頓挫します。これに関して、歴史学者の意見は
新井白石による追い落とし
が大きいと言うことです。
しかし、この当時の人々の感情を、もう少し想像すると
幕府に貨幣を勝手に造らせると危ない
と言う
信用の低下
があったのではないかと思います。
現在の進んだ理論で、高く評価される政策でも
当時の大衆感情
を無視しては、成立しないと思います。