学会という権威について
昔の仕事について、もう一つ
学界の権威
について、思い出しました。
私達が、コンピュータソフトの仕事をしていたとき、適正な見積もりや工程について
どのようにお客様に説明するか
で悩みました。そのようなとき
学会誌に載っているデータ
等を持ち出すと、官公庁などでも素直に受け入れて貰いました。
私が昔経験したのは、知り合いの課長に泣きつかれ
ソフトの改造時には
部分的改造でも全体の確認が必要
という話がある、文献を探し、そのコピーを渡しました。これを持って打ち合わせると、お客様は
言わんとするところは解る
これで上司が説得できる
と受け取って貰いました。
また、私が使った事例では
プログラムの証明
について書いた記事を根拠に
プログラムは証明できる
デバッグは最低限
という風にと主張して、今までの経験から
デバッグ時間が少ない
と文句を言う人間を、大人しくさせた例もあります。
このような、物作りの世界でも
学会誌という権威
を上手く使えると思いました。